第4話

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2018/04/14 06:18





誰かが階段を降りてくる音で目が覚めた 。



それはコツコツと良く響いて 、少し苛立ちを抑えた音のようにも解釈できる 。





『ただいま』





「おかえり 、なさい」





大佐様は直ぐに私が寝起きだと言うことに気づきちらりと見ると微笑むから 、


「なにか付いてますか?」


なんて焦りながら聞くと いいや と口を手の甲手間押さえると


『本当に可愛いよあなたは』







ふいに述べられたその言葉の後 、頬を紅潮させる私を淑やかな目で見詰めながら



_ ごめん 、我慢出来ない 。






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