やばいよぉ
受験日来ちゃったよぉ
あなた「受かるかな……」
神山「大丈夫やって」
あなた「不安や~…」
神山「今まで通りやればええんよ」
あなた「おん!」
そして、受けた
あなた「やばいよぉ」
神山「やばいん?」
あなた「かなり難しかった」
神山「じゃあ俺、もっと無理やろな」
なんて話してたら
女子の悲鳴たち
キャーキャーキャーキャー
あ~あ、始まった
女子「名前教えて!」
神山「行くぞ!」
あなた「え!?ちょっ!」
速いって
前から男子たちが
男子「君可愛いなぁ」
あなた「………邪魔」
男子「え?」
あなた「智離して?」
神山「了解」
男子「なあ、名前教えて?」
あなた「聞いてた?邪魔だっつってんの」
男子「うわぁ!冷たい!それもいいねぇ」
やばい……どうしようも出来ん……
神山「……ろや(ボソッ)」
男子「あ?」
神山「てめぇら、離れろ」
男子「フッ彼氏?友達やろ?」
神山「彼氏だけどなんかあんのか?」
女子「あ、あの子って……」
あなた「智!バレた!」
神山「そのままでいい」
あなた「でも!」
神山「俺は、あなたを困らせるようなことするやつが許せへん」
男子「あんたら、こいつ誰かわかんの?」
女子「この市内一強い北風疾風」
あなた「………」
神山「行くぞ」
あなた「あ、うん」
智……嫌じゃないんかな…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。