安室透side
彼女にポアロでお昼を食べるのはどうかと勧めると行ってみたいと言ってくれた
ポアロまで向かっていると突然彼女から喋りかけられた
満面の笑みで言ってくるこの子はあなたの名字あなたの下の名前と言うらしい。
僕はここで1つあなたの下の名前さんに質問をしてみた。ここで何と返すか…
僕の質問に対して初めは拍子抜けな顔をしたが直ぐに少し笑いながら答えた
あなたの下の名前さんは一瞬戸惑った様だった…、質問に対しても少し間がある。
これは嘘だな…やっぱりこの子は組織の人間の可能性が高い。
危ない!!!!
女の子が道路に!!
女性の大きな声が聞こえた方を見ると女の子が道路の真ん中で転けていた、その道路には信号が赤なのにも関わらずトラックが突っ込んできていた
急いで走ったが、間に合うか…!
すると僕が走った方向と逆の方から小さく余裕でしょ、と聞こえたその時…!
ダッ!
僕の方が先に走り出したのにも関わらず後ろにいたあなたの下の名前さんが物凄いスピードで僕の横を通った
あなたの下の名前さんは直ぐに女の子の元に着いたがトラックはもう目の前…このままじゃ…!
お姉さん!危ないよ!
あなたの下の名前さんは今にも泣きそうな女の子に笑いかけると女の子を僕の方に投げてきた
僕は女の子を無事キャッチできたが、このままだと!
ダッ
彼女はトラックが来ると同時に上へ飛び助手席から中に入りブレーキを押した…。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。