………目の前にいるのは、誰だ?
頭に疑問符を浮かべている間に「北斗」と俺の名前を呼ぶ…あなた。
急にどうしたのだろう。
そもそも、なにがあったのだろう。
考えられるのは樹や慎太郎にどこかで会って、影響を受けて、そのまま奪われたり……。
いやだ。そんなの。考えたくもない。
…でもとりあえず、
かわいい。
……訳を聞くと結局、俺にキスしてもらうための作戦だったらしい。
そんなキスなんて、いくらでもしてやるのに。
あなたが持つのならば。
持ってないなこれ。
目の前で苦しそうに息をするあなたは、
なんともいえないような大人っぽさと色気を放っていて、俺が少しでも気を抜いたら理性なんか崩れてしまいそう。
こんな顔するなんて聞いてない。
ようやくキスできた喜びと、少しの後悔が押し寄せる。
キスが解禁になってしまった今、俺はいつでもあなたを奪ってしまいそうで。
我慢できている未来が想像できなくて。
思わず、
『もっかいキスしよっか。』
あなた「ふふ笑……いいよ。」
そう誘うと乗ってくる彼女に、俺は心底惚れているのだ。
イチャイチャもようやく終わったということで、番外編も終わりです。
影で色々と葛藤なさっていた松村さんをお楽しみいただけたかなと。
ではまたどこかで会いましょう、神でした。
☕️
作者ですっ(๓´˘`๓)
今回は、「番外編 松村北斗の葛藤」の続きを読みたいというリクエストを頂いたので書かせていただきました。
最後の方雑になってしまいました、申し訳ありません。
そしてそして!ようやくちゃんとこの作品を終わらせることが出来ました!
ということは。
そろそろ新作に移るということですね。
なぜ始めないのか。……ええ。
綺麗にほぼ同票なのです。
①、②、④がそれぞれ4票、3票、3票でした。
これでは優柔不断な作者、決めかねないので、
もう少しコメントを頂けないでしょうか…。
人任せで申し訳ありません。
少し変態さんが多くて嬉しかったりもしていまs((((
よろしくお願いいたしますっ!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!