【一郎Side】
あなたの言葉を聞いた瞬間、俺は反射的にあなたのことを抱きしめた。
やばいかもしれない。
今ので完全に、俺はあなたを___
俺は気づいた瞬間あなたから離れ、咄嗟に頭を下げた。
あれから少し時が経っているにも関わらず、あなたの反応がなく心配になった俺は顔を上げる。
顔を上げ、あなたの表情を見れば
顔だけじゃなく耳まで真っ赤にして、若干涙の膜が張ってあり、その表情のまま固まっていた。
______俺のあなたが可愛すぎる
いや、まだ俺のじゃなかったか。
だが、彼女への気持ちを自覚した瞬間に、あなたのSSR級の激カワ表情を間近で見た俺の心境…………誰か分かってくれっ!!!
確かあなたって、乱数たちとの距離が近かったな……
なにより、乱数たちの異常なほどのあなたへの過保護っぷり。
……………………気持ちはこれ以上ないくらい共感するが
なら…あなたほどの最高の女性を目の前にして、乱数たちが何もしていないとは考えにくい。
まさか…………考えたくねぇが、その可能性が捨てきれねぇ
次回へ続く……………
♡×50
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。