殴られそうになり、目を閉じ殴られるのを待った。
大丈夫…私なら慣れてるはずだから……
突然後ろから声が聞こえた。
そして声を発した人物は、まるで私を庇うかのように私の前に現れ、不良が振りかざしていた拳を止めた。
私が驚いている間にも、銃兎さんは次々と不良たちをラップで倒している。
_す、すごい……こんなに強い方は初めて見るかも……
確かに、銃兎さんは強い……
だからといって助けれるほどの強さが……勇気が私にはない……
見捨てるなんてこと、私はしたくないのに……!!
どうしたらいいの…ッ!?
しかし、そんな考えは杞憂だった。
銃兎さんは次々に敵を倒していき、
私が気づいた時には、銃兎さんが呼んでいたであろう警察の方々が不良達を拘束していた。
_なんにもできなかった……
_あの頃と同じ、無能な私は嫌なのに…変わりたいのに………
……こんな自分が大ッ嫌いだ……
《To be Continued…》
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長らく更新をお待たせしまして、申し訳ないです🙇💦
そして急なシリアス展開ですが、シリアスが苦手な方がお気を悪くさせたら申し訳ないです!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。