ブツブツ言いながら歩く。
無限も雲羽も無し?呪具だけで戦えって…
まぁいいや。
私天才だし。
BOOOOOOOOON!!!!!!!
おっと、
飛び退いたと同時ににぱっと笑って話しかける。
ピキピキ…
飛び退いて氷結を回避する。
あ?舌打ちしたなコラ。
その綺麗な顔面叩いたろっか。
…集結してきたな
雲羽の姿が恐ろしい姿に変わる。
大きく開けた口から大鎌を取り出し、肩に担いで構えた。
百が怖気付き、雲羽が百を襲いそうになった。
ピキっと青筋を立てながら、
低い声で雲羽を呼ぶ。
雲羽は私を見ると、動きを止める。
そう言うと、雲羽は子供の姿に戻り、
縋るようにこちらに来た。
取り出した瓶の中に雲羽が戻ったのを確認すると、
ベルトのホルスターに治す。
大鎌の刃を前に突き出し、右足を引いて構える。
大鎌 雅 周 。
持ち主と雲羽以外は、持ち上げることは愚か、触れることすら出来ない。
触れれば電気ビリビリだよ。
ズザザザッ
ブンッッと大鎌をひと振りすれば
向かってきたデカい氷が真っ二つ切られる。
ガッ、ゴンッ
焦凍と勝己の首筋に、大鎌の柄を当てて気絶させる。
トンっと百の額に指を当てると、
百が気絶して倒れる。
…3人担いで天哉の方行かないとダメなのか……
体育座りして待っていた飯田くんでした。
____次回もよろしくお願いします!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!