第3話

挨拶
69,591
2021/03/02 08:12



ドアを乱暴に開けて

部屋に入ると、ソファに座った。




あなた
待たせちゃって悪いねー



足を組んでにこやかに笑う。





相澤消太
相澤消太
…その態度はなんですか
あなた
はなから敬う気がないって事。
分かんないの?
根津校長
根津校長
いいのさ!相澤くん!
才条あなたの下の名前さんだよね?
今日は来てくれてどうとありがとう!
あなた
うん、雄英広いね。
足疲れちゃった



皮肉をバンバン浴びせる。




敬語?
腐ったミカンどもに使うかよ。




あなた
はい、これね



パッと1枚の紙を渡す。




根津校長
根津校長
?これは?
あなた
え?条件だよ?
相澤消太
相澤消太
!?其方の学長と話した時は、
条件なんて…
あなた
大した事じゃないから。
とりあえず、目通してくれない?
あなた
あ、受け入れて貰えないなら、
私は護衛しませーん。



わー、と手を降ってそう言う。







条件はこうだ。










・夜、任務がある日も少なくないので
寝ていたって文句は言わない。


・呪霊の気配を感じた時は、
授業があっても抜け出す事を許可する。


・連絡を取るため、
電子機器の電源のつけっぱなしを許可する


・呪術師の邪魔はしない


・呪霊、呪詛師関係以外に関しては、
助けない。



・呪霊、呪詛師関係なら生徒はもちろん、
教師も守る対象となる。








根津校長
根津校長
こんな事でいいのかい?
正直、もっとこう…
あなた
あはは、私は鬼じゃないからね。
それを飲んでくれるな引き受けるよ
根津校長
根津校長
分かったよ
その条件を全て呑もう




「あ、ホント?」と上機嫌のまま、

足を組みなおす。




パクっと机に置いてあったお菓子を一口食べた後、

立ち上がる。





もう話は無いしね。







……あ、





あなた
言っとくけど、
私、ヒーロー大嫌いニコーッ




笑顔で毒を吐くと、

「ばいばーい!」と言って校長室から出た。





…ウゲーッ、気持ち悪い。














根津校長
根津校長
凄い人が、
護衛に来たね
相澤消太
相澤消太
ややこしそうです
根津校長
根津校長
担任は君だよ
相澤消太
相澤消太
え''





___次回もよろしくお願いします!

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