全員の対戦が終わり、
もう私の番だ。
あー…
確かにそうだ。
私も悟とは7歳の頃から一緒にいるけど、
全然好きじゃないし。
まぁ、嫌いではないけど。
「ふーん」と言う声を出すと「聞いてきたくせにんだその態度はァ!!」って言われた。
ツンっと勝己の鼻の先端を
指で押す。
目を丸くして、
何言ってんだコイツみたいな顔してこっちを見てくる。
そう言って勝己の鼻から指を離し、
オールマイトの方へ向かった。
触られた鼻を擦りながら、
そう言う勝己を私は見てない。
コクっと頷くと
先生も生徒もソワソワし始める。
先生の言葉にムッとする。
真っ直ぐ先生を見つめてそう言う。
伊達に呪術師はやってないからね。
今私が呪術師だと思い出したのか、
ハッとするオールマイト。
グッと親指を突き立てて、
パッと指を4本立ててオールマイトに見せる。
勝己はなんと言っても戦闘のセンスの塊。
焦凍は冷静な判断ができ、個性も強い。
百は個性の使いやすさと頭の回転の速さが凄い。
天哉は纏めるのも上手いし、あの速さは生かせるはずだ。
アハハと笑いながら頑張れー!と応援する。
____次回もよろしくお願いします!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!