第2話

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2020/07/14 00:00
♡side

あぁ全て終わった
会社をクビになり、住むところの家賃も払えてなくてそろそろ追い出される

まぁこれが俺の運命だったんだろうな
オメガって診断された時から俺の人生は終わってたんだ

今なら死ねる……

ここの会社は柵がないから簡単に飛べる

♡「はぁ……」

行くか

俺は1歩踏み出そうとすると

▽「おい!何してる!」

♡「えっ?」

▽「何してるんだ?」

♡「別に……死のうとしてるだけですけど、あなたには関係ありませんよね」

▽「俺のせいか?俺がクビにしたから」

♡「もっと早くこうするべきだったんです」

▽「待て!死ぬのやめろ」

♡「なんで……」

▽「今から俺についてこい」

♡「えっ……」

そのまま社長は行ってしまった

ボーッとたっていると

▽「何してるはやくこい!」

♡「は、はい……」

着いたのは大きな家だった

▽「俺と結婚しろ」

♡「えっ?」

▽「親が結婚しろってうるさいんだよ、それに俺の跡継ぎがいるから俺の子供を産め」

♡「嫌です」

▽「結婚は形だけでいい、お前はただここにいて俺の子供産むだけでいい」

♡「……」

▽「どうだ?」

♡「だけど……」

▽「なんか不満か?」

♡「……」

俺は何も言えず立っていた

▽「はぁなんか言えよ!お前見てるとムカつくんだよ!」

♡「す、すみません……」

▽「あーもう!」

ガブッ

♡「った!」

▽「はいこれで俺の番な!」

♡「えっ嘘……」

うなじを触るとあとがついてた
噛まれた……

▽「お前の部屋あそこな、じゃあ俺仕事残ってるから」

♡「えっあのっ」

バンッ

社長は会社に戻っていった

えっどうしよう噛まれたんだけど……

社長の子供産む?結婚?えっ?

よくわかんなくて考えすぎて疲れたから、とりあえず俺の部屋だと言われたところに入りベッドで寝た

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