麻妃 「お姉ちゃん彼氏って誰?!」
母 「言ってくれたっていいじゃない~」
父 「あなたにとうとう彼氏が…」
はい、うるさいですうちの家族。
母 「え、今日あなたが夕飯作るの?」
翼 「姉ちゃんキモイ」
そう言って私は全力のスマイルを弟に向けてやった。
翼 「なんでもねぇ。」
とりあえず料理作ってきますか。
〜料理中〜
麻妃 「ねぇねぇお母さん、」
母 「何~?」
麻妃 「お姉ちゃんの彼氏気になる」
翼 「俺姉ちゃんのスマホのパスワード知ってるけど」
母 「いつの間に!」
翼 「だって俺らの前でスマホのパスワード見せながら解除するのが悪いんだろ」
麻妃 「お兄ちゃん解除して!」
父 「あなたが怒っても知らないからな…」
母 「だってあなたの彼氏とか気になるじゃない!」
翼 「はい、解除した。」
麻妃 「ナイス!」
母 「早速見ましょっ♪」
翼 「Sexy ZoneのグループLINEではないだろ。」
麻妃 「ねぇ、勝利くんとのLINEで待ってるって書いてるけど…」
翼 「見てみるか。」
ーあなたと勝利のLINEー
麻妃 「やばくない?」
母 「じゃあ今から勝利くんが家に来るってこと?!」
翼 「よっしゃ!!!」
父 「一緒に飲もうかな。」
母 「程々にね 笑」
麻妃 「まだなんかある!」
麻妃 「ねぇこれ決定的証拠じゃない?!」
母 「完璧にそうよね?!」
翼 「俺の勝利くんが…」
父 「俺は止めたぞ…」
母 「あなたにもついに…」
麻妃 「勝利くんが将来のお兄ちゃん?!」
翼 「俺の勝利くん取りやがって!」
『ピンポーン♪』
まじか…最悪な時に来たよ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。