翼 「姉ちゃん、勝利くん。」
翼 「キモっ…」
翼 「あ、おはよう」
翼 「7時半」
翼 「キモイキモイキモイキモイキモイ」
ーリビングー
翼 「姉ちゃん起きねぇから置いてきた」
母 「あ、勝利くんおはよう!うちの娘が昨日なにかしなかった?」
父 「いってきまーす」
母 「いってらっしゃーい」
翼 「姉ちゃんがキモかった。」
母 「ていうかあなたは?」
翼 「起きねぇ」
母 「麻妃は今着替えてるし…」
翼 「俺が起こしに来たんだよ!姉ちゃん全然起きねぇし、んへへ~しょ~り~♡とか言ってるし!」
母 「そんなこと言ってたの?! 笑」
麻妃 「おはよ~ってか、お姉ちゃんそれはキモイ」
翼 「キモかっt…」
母 「はーい」
麻妃 「じゃあお兄ちゃんばいばーい」
翼 「んじゃっ、」
ー車の中ー
翼 「あと何分くらいで着く?」
翼 「ていうか勝利くんの運転する車に乗れるなんて…」
翼 「もう姉ちゃん病気だわ」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!