・
プルルルル
AM.8:00
今日は私の貴重な休日です。
そんな日に朝から電話をかけてくる強者は誰かな?
"キムソクジン"
寝よう。←
プルルルル
プルルルル
プルルルル
もうここは手短に終わらせよう。
そう思って電話に出れば、
まさかのオッパでした…!!
ああ…なんでジニオッパの携帯でかけてきてんのって思いながら話す。
まさかのまさかのじゃん!!
ここで私は気づきました。
これはジニオッパ無理矢理起こしたパターンだ。
あとでこっぴどく怒られてしまえ。
ブヂッ←
あの人は…私がユンギオッパだったら話すってことをわかってて…
最低だ、長男という立場を乱用した。
重罪だ。
プルルルル
なるほど、ボーカルラインしか起きてないってことね。
ジミニオッパの優しさに甘えてここは寝るとしようか。
まあこれで電話はかけて来ないだろう。
この一言に願いを込めます…
ブヂッ←
これで電話はかかってこない。
きっと向こう側で悶絶してると思うから。←
さ、私の貴重な睡眠時間を取るとしようか。
プルルルル
プルルルル
プルルルル
"北人"
寝るか。←
プルルルル
プルルルル
プルルルル
"壱馬"
どいつもこいつも…
手短に終わらせてくれた壱馬さん。
最高か??←
さあ寝よう。
そう思った途端、電話じゃなくてメッセージの通知音が聞こえた。
北人{なんで電話でてくれないの}
壱馬に指定された時間まで北人に怯えながら眠りにつきましたとさ。←
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!