…待てよ、
いや、そんなわけ、
でも、あの顔は、
あ、クソ女や。
噂をすればだな。
もぉ、嫌だよぉ。
てか、ennちゃんの友達!?
あ、やべー。
でも、仲良かったし、
俺がennちゃんの友達関係に、
口挟むことはできない。
ここまま、見守るのが正解、か?
玄関の方から、
「ただいまー」という、
声が聞こえて来た。
ennちゃんが帰ってきたんだ。
すると、
恐る恐る、
玄関の方を見ると、
クソ女や。
あーあ。最悪。
俺が帰ってなんて言えへんし。
どーしよ。あ、部屋に行くか。
クソ女は、
家に勝手上がって来て、
俺に抱きつこうとして来た。
思わん。
全く思わん。
え、マジ俺病気かな。
でも、仕方ねぇよな。
〇〇が悪いんだし。
俺は部屋にこもった。
クソ女、なんで、また。
あ、そういや、
あいつ俺の弁当捨ててたな。
弁当作ってとか言われてたから、
作ってたけど、ゴミ箱に捨てられてた。
ennちゃん朝、
お母さんに2つ作って、
言ってるな!?
まさか…
まただ。
あいつ、捨ててやがる。
もう、勘弁してくれ。
これ以上、
家族に同じことを、
させるわけにはいかないんだ、
バシッ!
うまく騙せてんなぁ。
今、21時か、
ennちゃん帰ってくるの、
遅くね、2時間経ってんぞ。
--------キリトリ線--------
はぁーい。
最終回はいつだ。
どんどん見えなくなって来た…w
では、またーーーー!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。