第14話

過去の修正
100
2026/05/01 13:51 更新
さっき……可愛いって……


頭の中で、何回も再生される。
あなた
っ……
その場でしゃがみ込む。


嬉しいよぉぉ……



顔が一気に熱くなるのを感じて
両手で顔を覆いながら、しばらくひとりで悶えていた。


こんな状況を彼に見られたらお終いなので
とりあえずソファーに座ることにした。


どうしよ……


部屋を見渡す。

ほんま綺麗やなぁ

ちゃんと整ってるし、無駄なものがない。

私も見習わないと………


と、しばらくぽけーっと考えているのであった。





そういえば、あの場にキヨさんが居てくれて、ほんまによかった……

さっきの出来事を思い出して、
少しだけ背筋がぞわっとする。


そういえば、あの時……






"俺のなんで"






って言ってたよね……






え、言ってたよね!?!?!?








今更気づいて
お風呂に入ったのに、全身熱くなって汗ばんでくる
あなた
はあああああぁ……



気力が抜けて
そのままソファーにごろんと横になる。




キヨさん……
あなたほんま何者なんですか……


好きにならないわけないじゃないですかぁぁ…





彼のことで頭がいっぱいで
目の前がクラクラしてきた。


その時——





キヨ
……あなたの下の名前?w






急に後ろから話しかけられ
ビクッとして反射的に飛び起きる。
あなた
うわあああ!ごめんなさい!!



振り向くと、キヨさんがもうお風呂から上がっていた。
キヨ
いや、全然いいけどw


笑いながらそう言って、自然に隣に座る。





隣にいるキヨさんは

ふわっといい匂いがして

髪も少し濡れてて、ラフな感じなのに

なんでこんなかっこいいん……





驚きとはまた違う
ドキドキに襲われていた。
キヨ
和香、もう眠い?
あなた
!いや!全然!!めちゃくちゃに冴えてます!!
キヨ
…おぉ、じゃあなんか飲む?
あなた
…へ…?
キヨ
せっかくだし飲まない?
俺もなんか飲むし
あなた
…!飲みます…!
と、キッチンへ歩いていった。



以前ご飯に行った時、
普段あまり飲まないと聞いてたので

私が緊張してるのを察知して
気を遣ってくれてるのかもしれない ……


と勝手に解釈して、少し申し訳ない気持ちになっていた。
キヨ
はい、これでい?
キヨ
あなたの下の名前、あんま強くないって言ってたから
あなた
え、覚えててくれたんですね……


キヨさんは、私がお酒が弱い事を覚えててくださり

度数が低めのお酒を用意してくれていた。






飲みながら、今日助けてもらった感謝を伝える
あなた
……今日は助けてくれてありがとうございました。お忙しいのに…
あなた
その上お家に上がり込んじゃってすみません…
キヨ
謝る必要ないでしょ
キヨ
それに、俺が心配だったからいいの

彼の一言一言に、温かさを感じる。



気づけば私は
酔いもあってか自分語りを始めてしまっていた。


あなた
昔、あんな事に巻き込まれたことがあって
あなた
当時彼氏がいて、連絡したけど返ってこなくて。
キヨ
……
あなた
別に、それが悪いってわけじゃないし、
大切にされてないとかじゃないと思うんですけど……、自信なくしちゃって


過去の記憶が蘇る。




相手に勝手に期待して、
違ったら、また自信をなくして。



そうやって繰り返してるうちに、
魅力が無くなったって振られて。




私が思っているほど、
相手は私のことを思っていないって、分かってたのに。

それでも、最後まで期待してしまった。




自分の重い感情が、
自分の魅力を無くしていくみたいで。




……そんな自分が、嫌になって。




だから、そこからは
男性と関わることを、やめた。


付き合うなんて言うまでもない。

付き合っても、
また自分から辛い思いをしに行ってるだけって。
あなた
でも今日、キヨさんに助けられて
こんなに優しい人がいるんだって気づけて良かったです。
キヨ
… そっか


でも、キヨさんは


彼女でもない私を、自分の身を犠牲にする気持ちで
守ってくれた。
あなた
って、
ごめんなさい!!他人のこんなネガティブな話……
キヨ
…俺絶対そんなことできないわ


食い気味で、彼が話し出す


キヨ
好きな子があんな状況だったら
ほっとけるわけないでしょ
キヨ
俺は当たり前だと思うけどね








その一言で、私は一気に彼に惹き込まれた。




こんな素敵な人が世の中にいるんだってことを
キヨさんは改めて教えてくれた。


私は安心と尊敬で彼から目を離せなかった。
人として、彼をちゃんと好きになった瞬間だった。






その気持ちと同時進行で、疑問が生まれる。






——好きな子。






その言葉に、心臓が大きく跳ねた。

今の……どういう意味……?




ただの一般論?
それとも——






彼はいつも通りの顔をして
でもどこか少しだけ照れたように視線を逸らしていて。




こんなの、勘違いするに決まってる。






ねぇキヨさん
今の言葉、ずるい。





変に期待しちゃって、顔を赤く染め
黙り込んでしまった








すると、そんな私の様子を見たキヨさんは
サラッと違う話題を持ってきてくれた。






キヨ
あなたの下の名前ってさ
あなた
…!はい
キヨ
なんで東京なのに関西弁なの?
あなた
…あー
あなた
元々関西に住んでたんですけど、小学生の頃に引っ越してきて
あなた
親が関西弁やから、全然抜けんくて
キヨ
へぇ、そうなんだ
あなた
この前一緒に飲んでたミナも同じ感じで引っ越してきてて、ずっと一緒にいたから余計に…
キヨ
だからかw


キヨさんが納得したように頷いて
お酒を1口飲む。
キヨ
…てかさ
あなた
はい?
キヨ
敬語辞めない?
あなた
え…そんな、いいんですか?
キヨ
いいよ、そっちほうが話しやすいし
あなた
……じゃあ、頑張ってみる



しばらくそんな話をして。


キヨくんからとある提案をされた。

キヨ
あのさ
あなた
ん?
キヨ
ゲームハマってんだっけ
あなた
うん!下手やけど笑
キヨ
いいじゃん
キヨ
なんのゲームすんの?
あなた
マリカとかあつ森とかかな
キヨ
…じゃあさ
キヨ
今からやる?
あなた
え!


思わず声が上がる

キヨ
やろーよ、ガチで
あなた
やる!


ニコッと微笑んだキヨくんを見て

自然と笑顔になってしまう




さっきまでの緊張が、少しずつ楽しさに変わっていく。




2人の距離は、気づかないうちに——

もう、かなり近くなっていた。






momoです
いやぁむずかしい。恋を言葉にするのほんと難しい
変な話の進み方になっちゃってごめんなさい💦


とぷふぉグッズでましたね!!
今回も事後販売とかあるのかなぁ、、ほしいなぁボンドロ笑


最近、たくさんの人に見て貰えるようになってきて嬉しいです!!ありがとうございます✨️

これからも頑張ってまいりますので、よろしければ
フォローお気に入り登録、いいねコメント待ってます✨️

それでは次回もよろりんこ菊地凛子✋

プリ小説オーディオドラマ