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第2話

リノ×ヒョンジン
3,322
2021/11/28 17:00
「リノヒョン!」
「おわっ!ヒョンジン!」

マットが敷いてある広いスペースに寝っ転がってたらヒョンジンが上から乗っかってきた

「ヒョンジン重い」
「リノヒョン構ってくださーい」

ニコニコと構ってアピールしてくるけど僕が本気で怒ったらすぐ怖気付く癖に

「ヒョンジン僕疲れてるんだけど」
「んー構ってー」
「むーりー」
「リノヒョーン」

足をバタバタさせて構え構えと言ってくる姿はほんとに小さな子どもみたい
図体クソでかいから重いしいい加減どいて欲しい

「ヒョンジン…どいて」
「……やだ」

やだってほんとに子どもかよ

「もう」
「リノヒョン♪リノ♪」

どかないヒョンジンに諦めてしばらく好きにさせておくと飽きたのか自分もゴロンと寝っ転がってスマホを弄り始めた

「(気分屋の猫みたい)」

無防備に背伸びしたりゴロゴロするヒョンジンを見てこれは仕返しのチャンスでは?と口元がニヤリと上がる

「ヒョンジーン」
「?どうしたんですか、リノ」
「覚悟!」

僕はヒョンジンの脇やウエストを盛大にこしょこしょをする

「あっはははは!やめっ!リノ!降参!はははは!」
「参ったかぁ!」

ヒョンジンはジタバタと抵抗するけど僕に押さえられてやられたい放題

「あっははは!」
「ヒョンジンこしょこしょ弱いもんなぁ」
「リノ!もっ…ははは…やめっ」

ヒョンジンの笑い声が段々苦しそうな声に変わった

「参ったか、ヒョンジン」

僕はくすぐるのに夢中でヒョンジンの顔を見ておらずどんな顔をしているのかふと見たら

「ハァ…ハァ…リノッ…くるしっ…やめてくださっ…ひゃっ」
「……」

目には涙を貯めポロポロと流し顔は真っ赤で触らなくてもわかるくらいに熱そうだ
声を抑える為なのか指で唇を押さえていてなんとも色気がダダ漏れだった
そんな色気ダダ漏れなヒョンジンに何故かゾクゾクっと興奮してしまい彼の首筋に触れる

「んっ……」ビク

擽られて敏感になったのか少しピタッと触れただけでも身体が震えてる

「首も弱いんだ」
「リノ…もっ…やめっ…さっきの謝るからぁ」
「ふふ、僕で遊んだ罰だよ」

スル

「ひっ」

ウエストをいやらしく撫でると腰がビクッと浮いた

「リノもっ…やだ」

やだとゆう訴えを無視して今度は内股を2本の指で駆け上がるように擽る

「ひゃっ…ぁッ…」
「はは、ここも敏感なんだ」
「リノ、ごめんなさっ…もっしないからぁ」
「そうだなぁ」
「ねっヒョンジン」
「?」

しばらく考えた後とろんとして息を荒くしている彼の耳元に僕はこう囁いた

「今夜僕の部屋においで…お仕置の続きしてあげる」
「?!」

来なかったら……なんて脅さなくてもヒョンジンは絶対に来るだって来なかったらどうなるか分からない馬鹿な子じゃないから

「もうすぐメンバーが帰ってくるから平然としてるんだよ」
「……」コクコク
「いい子」


ガチャッ

「ヒョンジーンって寝てる?」
「楽屋で寝るなんて珍しい」

メンバーが次々と帰ってきて楽屋で寝ているヒョンジンに一瞬目を向けたが各自それぞれしたい事をし始める
にしても

「(寝たフリとか可愛いな)」

僕は寝たフリをしているヒョンジンに目を向け舌なめずりをして小さく呟いた


「今夜楽しみだねヒョンジン」



END

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