第83話
81
あなたSide
おっかいものー、おっかいものー!
ジェルから奪ったお菓子と同じものー!
見っけ!
うーん。20個でいっか!←おい
お金足りるかな……………
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
足りた!
なーんでお菓子だけ買って10000円もするのかは意味がわからないけど。
本当はあんまり言っちゃいけないんだよねー
顔バレしちゃうから。
そう言って渡されたのはピンク色の包み。
うわ、めっちゃピンク。チカチカする。
いきなりハンカチを口に当てられた。
この時期のインフルは怖いからマスクはしてあったけどマスクの上から。
何で帰り道をこの道にしちゃったんだろ。人通りが少ない道に。
俺の意識は薄まっていった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
リスナーSide
やった。ついにやったわ!
これであなたくんは私のものになる!
最初はどんなことしよう♡
女装させるのも可愛いなー、でもやっぱりイケボをたらふく聞かせてもらうのも…………
私は車を運転しながら家へ向かった。
いくらあなたくんが軽くてもやっぱり運ぶのは辛いわ。
椅子に縛り付けてあなたくんを見つめる。
これが私のものになるのね。
最高だわ。
なんて可愛らしい!
目をパチパチさせながら私の方を見てきます!
私は一着6万するメイド服をあなたくんに見せた。
可愛いお顔で私のことを睨んでくる。
もうあなたは私のものよ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
あなたSide
連れ去られてからは地獄だった。
メイド服を着せられて無理矢理ヤられて。
気持ち悪い。
さっさと抜け出さないと。みんなが心配する。
キモっ。
何が何でも食べてやんない。
このとき初めてハンバーグなんか無くなればいいって思った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
何してんのこいつ。
自分で食べたんだけど。
口移しだ……………おえっ
そう言って歩いてどこかへ行ってしまった。
今だ。
____________________________________________________________________
リクエストです!
後編に続きます!