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第34話

太宰said
私、太宰治は混乱していた。
何故か?
教えよう。

先程、探偵社に電話があり敦君が電話に出ると言い合いを始めた。温厚な彼が怒鳴っていたので見兼ねて「代わり給え。」と言うとオズオズ渡してくれたのだが・・・相手は何と芥川君だった。
芥川君は私に代わった事が分かると咳を数回零し、驚くべき事をサラサラ言い電話を切ってしまった。
私が驚いた内容は
”芥川君が羽那ちゃんに告白をしたこと”
私の命令には逆らわない彼が初めて逆らったのだ。
然し、結果は残念だった様で彼も清く諦め今は
二人を応援していると言って電話を切った。




「はは、芥川君らしい」
「だ、太宰さ・・・」
「だーざーい!!!」

敦君の声を遮って大きな声で私の名を呼ぶのは今の相棒である国木田君。

「そんなに大きな声出さずとも聞こえるさ」
「なら!さっさと!!仕事をしろォォォ!!」
頭に青筋を浮かべている。
「ストレスで胃に穴が空くよ?」
「貴様のせいだっっ!大体・・・」
「うんうんそうだねぇ」

私は聞き流しながら中也にある場所に来る様に
電子メールを送り付けた。
よし、之なら10分もすれば来るだろう。

「おい太宰!今俺が言った事を復唱しろ」
「・・・恋人が欲しい?」
「違う!!社に迷惑を掛けるな!だ!!」

更に長々と呪文のように言い始める。
あ、これ長い説教になるパターンだ。

「国木田君、君の説教を聞いている暇が無いんだ。私は大嫌いなおチビさんの手伝いをしなくてはいけなくてねぇ!という事だ、後は敦君に託すよ✨」

私は国木田君から敦君の方へ身体ごと向け、
キメ顔でグッドポーズをした後、
国木田君の横を通り抜け走って行った。

「!??・・・太宰ーーー!!!!」
_______________国木田君の大声を聞きながら。