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第52話

旧双黒と新双黒
「帽子の付属品」
「黙れ包帯男」
「趣味の悪さが服に出てるよ」
「デカいだけの奴に言われたくねェな」
「わぁ!小さくてコンパクト✨」
「誰がコンパクトだこの野郎」

僕、中島敦の前で喧嘩を始めたのは かつて双黒と呼ばれ恐れられてきた太宰さんと中原さん。
只今僕達はポートマフィアから提供された情報を
乱歩さんが推理して羽那さんが居ると思われる場所へ向かっています。

「何時まで歩かせる気だい?疲れたなぁ」
「車降りてまだ五分だぞ。マフィア辞めて更に
体力落ちたんじゃねェか?」
「そう云う君はゴリラみたいになったね」
「シバキ倒してやろうか?ア””?」
「わぁゴリラの特殊芸??」

あ、第二グラウンド始まりました。



「太宰も素敵帽子君もちゃんとしてよーー」
インカム越しに乱歩さんが止めに入った。
バリボリむしゃむしゃ聞こえるけど。
「おい探偵、食いながら話すんじゃねェ」
「だから!僕は名探偵だ!」
「ンなのどっちでも変わんねェよ」

「黙れ人虎」
芥川は突然僕の襟を引っ張った。
否、僕喋ってませんけど??
「おい!僕は話て・・・」
言い返そうとしたが太宰さん静かにするように
言ったので大人しく黙る。見ると目的地の屋敷の扉近くに三人の見張りが居た。

「見張りが居るねぇ?・・・芥川君。」
「はい」
「殺してはいけないよ」
「承知。」

何処が嬉しげに返事をした芥川は見張りを倒した。
其れを確認した太宰さんが大きな扉へと近付いた。
続けて僕達も近付く。
「お、大きい・・・」
扉は僕の二倍以上あり年期を感じる。
・・・監視カメラとか無いんだな。
僕が扉付近を見ながら思っているとギイッと音を立てて開いた扉。見ると太宰さんがヘアピンを持ってニコリと笑い、言った。
「さぁ入ろうか」




屋敷に入り進んで行くと扉が四つ現れた。

「沢山有りますね・・・」
「そうだねぇ」
太宰さんは扉や扉付近を隈無く見て行くとゆったりした口調で「此処と此処のどちらかだね」と。
「え、本当ですか?」
「うん」
「あと二つ・・・別れた方が良さそうだな」
「だねぇ、敦君と芥川君で其方の扉へ進み給え」
「あ、芥川とですか!?」
「そうだよ」
「は・・・はい。芥川僕を殺そうとするなよ」
「無理な願いだ。」
何それ。僕の死亡フラグ立ったじゃん今。
「やり返すからな、僕。」
「ならば素早く仕留めよう」
「其れなら僕はそれより早くする」
「太宰さん等と別れた途端してやる」
「なら敢えて今・・・!」

グヮシッ!!と頭を向けられたたと思ったら殺気溢れる笑顔の中原さんが目の前に。
「オメェ等、仕事はちゃんとしろよ??」
「は、はぃぃぃぃ((泣))」
「手前もだ芥川」
「・・・承知。」
芥川も怖かったのか目を合わせず返事をする。
「よし、二人共良い返事だ。」
「そろそろ行くよ」
「そうだな。手前等、」
「はいっっ!!」
「羽那を頼むぞ。」

優しく微笑んで言う中原さん。
この人にとって羽那さんは余程大切なんだと思った僕は「はい!」と返事をした。