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第20話

予想すら
「中也や告白はまだしないのかえ?」
横浜に出現した謎の異能者殺しを黒蜥蜴等が探していた頃、茶を呑みながら穏やかに姐さんが言った。
「そ、そんな直ぐには・・・!」
「早い方が善いではないか」
「今は時期では有りません」
「のんびりしていては先を越されて仕舞うぞ」
・・・その言葉此の前も言われたな。
俺は何も言えなくなった。
そんな俺を見て姐さんは「今日の夜にでも食事に誘い伝えてはどうじゃ?」とありがた迷惑な提案。
「今は時期では・・・」
「先越されて善いのか」
「・・・・・・・・・駄目です」
「じゃろう?」
と上品に笑いながら「ほれ連絡してみい」なんて言われたので俺は言われるがまま電話で羽那を食事に誘ったのだった。
勿論、羽那にとっては上司からの誘いなので断られる事も無くあっさり食事を受け入れられた。
「楽しみじゃのう」
嫌な笑みを浮かべて姐さんが言う。
「からかわないで下さい・・・」
「愛いのう、照れてるのか!」
「姐さん!!」
姐さんを止めながら俺は今日の夜に自身の想いを伝える事を想像し、もう少しで昼になりそうな時間帯から緊張していたのである。

















その時は俺達は予想すらしていなかった。


























――――武装探偵社と殺り合うことになるなんて。