はぁ....今頃大丈夫かな?
昨日からずっとそう思っている。
ピーンポーン
ん....誰やねん。←
テヒョンの顔が見たいとの意思にダッシュで玄関まで行きドアを『バンッ!』って開けた
テヒョンは振り返って笑顔を見せてくれた
テヒョンに会えて嬉しくて早く2年が経てばいいのに
そう思って家に戻りドアを閉めた
ドアを閉めてリビングに戻ろうとした時
ピーンポーン
またチャイムがなった。
ガチャ
ガチャ
政府からってなんだろう
恐る恐る封筒の中に入ってる紙を取った
『○○戦争でキム・テヒョンは国民の事を考え昨日、日本に渡る船で死亡が確認されました』
『 13時45分 戦死 』
嘘だ....嘘だ....!
だって、さっきまで会ってたんだよ?
愛してるって
目の前で
言ってくれて
抱きしめてくれて
行く前に口を四角にして笑ってくれたじゃん
嘘に決まってる
うん、絶対そうよ。
だって、絶対....
帰ってくるって言ったもん....
ねぇ、嫌だよ!
テヒョン....テヒョン....テヒョン!!
あぁ....そういう事だったんだ。
行ってくるねじゃなくて
逝ってくるねだったんだ....
あれが最後のお別れとか嫌だよ!
お願いテヒョン....帰ってきて?
私はその時
現実を受け止めることが出来なかった。
だって、嘘に決まってるじゃん。
さっきまで会ってたんだから
だから、私はテヒョンの兵役期間2年が終わるまで死んだことを受け止めずに待っていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。