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2021/09/19

第8話

幸せの味。(音enn)
今日は久々に早く家に帰ってこれた。


この時間に家におれるんは、
ほんまに珍しくて。
それに、
今日はennちゃんが泊まりに来ることになってん。
ennちゃんの仕事が終わり次第ウチに来る予定。

せやから、浮かれて久々に料理なんかしてんの。俺

ennちゃんが帰ってきた時、
一緒に食べられるように。
まぁ…
大したもんは作れへんのやけど。

……………19時か。

ふと、時計を見ると19時を過ぎていて、
そろそろかな?
さっきLINEで『今から行くね』って来てたし。

なんて思ってると、

玄関からガチャガチャと音がして、
ドタバタ物音がして、
部屋の中が騒がしくなる。
enn
enn
ただいま~
音羽
音羽
おかえり!
ん?少しお疲れモードやな。

その声色と表情でそれがわかってしまうのは、
それだけ長く一緒におるからで。

ennちゃんは荷物をテキトーにその辺に置くと、
俺の姿を見つけて、
真っ直ぐに俺の元へと歩いてきた。
enn
enn
……ご飯?
音羽
音羽
ん。もう少しで出来るから待っててな
あ。もしかして、手伝ってくれんの?
笑い混じりにそう言うと、
ennちゃんは無言で、
後ろからギュッと俺に抱きついてくる。
音羽
音羽
なんや、手伝いにきたんやなくて、
くっつきにきたんか。(笑)
enn
enn
だって……久しぶりなんだもん。
音ちゃんと、こうやって2人で
一緒におれるの…
音羽
音羽
あー。せやなぁ。
確かに、久しぶりかもしれへんな。
二人でこんな風に、
ゆっくり家で過ごすのは。

最近、お互いに色んな仕事が増えて、
忙しかったもんなぁ…

音羽
音羽
なんや、寂しかったんかー?
enn
enn
……………………。
料理をする手は休めずに、
そう声をかけると、
ennちゃんは返事をする代わりに、
ギュウッと、
俺に抱きつく腕に力を込めた。
音羽
音羽
こらこらこら。そんなにぎゅーされたら作られへんわ。(笑)
enn
enn
だって…
音羽
音羽
わかったって。寂しかったんよな?
それは俺も一緒やから。……な?
せやから、もうちょっと力緩めてや~
そう言うと、
ennちゃんは腕の力を緩めてはくれたけど、
俺から離れる気はないらしい。
ず~っとくっついてる。

かわえぇなぁ…ほんまに。

俺の頬はずっと緩みっぱなしや。
なんて、
ゆる~い空気の中、
料理を続ける。

手を洗い出したところで…
音羽
音羽
あ。ごめん。ennちゃん、
お願いがあるんやけど…
enn
enn
ん。
まだ何も言ってへんのに、
ennちゃんは後ろから俺の長袖のシャツを、
両腕とも、肘くらいまでまくり上げてくれた。
音羽
音羽
え。よぉわかったな~
enn
enn
ふふ~んっ♪
手を洗い始めて気づいてん。
一回まくり上げてたんやけど、
料理中にいつの間にか落ちてたみたいで。
長袖の裾が。
それをまたまくり上げて欲しかったんやけど…
それを伝える前にennちゃんはわかってしまった。
音羽
音羽
ありがとな。
enn
enn
うん。
音羽
音羽
あー。あと、あれあれ。冷蔵庫から、
あれ、取って欲しいん────
enn
enn
はい。これ?
俺が言ってる最中に、
ennちゃんは右手を冷蔵庫に伸ばし、
卵を取り出して、
俺に差し出してきた。

その間、
左手はしっかり俺のお腹に巻きついたままで、
相変わらず、
少しも離れる気はないらしい。


…………うん。ちょっとムラムラしてくるぞ?これ。

enn
enn
あれ?違った?
音羽
音羽
え?あ、いや…それそれ。ありがと
enn
enn
ん。
音羽
音羽
っていうか、よぉ分かんなぁ?
俺の、あれ、とか、それ、とかだけで
enn
enn
ふふ。当たり前やん?だって、
好きやもん。音羽のこと。
わー。すんごいドヤ顔。(笑)
しかも、好きやもん。って…それ理由になるん?
可愛いけど。
ほんま可愛いんやけど……
誘ってる?俺のこと。

いや、でも、ほんまに凄いなって思うわ。
音羽
音羽
よし。出来た~♪
enn
enn
美味しそ~♪お皿出すね!
そう言って、
ennちゃんが離れていった。

あ…。

背中に感じていた感触と、温もりが消えて、
スーッとする背中が、
寂しい…なんて。
そんなこと格好悪いから言わへんけど。
enn
enn
はい!これでえぇか~?
音羽
音羽
いや、ここまでくると怖いわ。
どうしてわかってしまうんやろ。
このお皿を使いたかったって。
もう…
さっきから、
以心伝心が過ぎて、
ビックリするわ、ほんまに。
音羽
音羽
やっぱり、さすがやな。
俺の未来の嫁は。
なんでもお見通しか~
enn
enn
よ、嫁っ!?////
音羽
音羽
ちゃうの?
enn
enn
~っ////
音羽
音羽
あはははっ(笑)また、ぎゅ~が
始まってもうた~
ほんまにそう思ってるんよ?
“結婚”っていう形式上は無理かもしれへんけど…
でも、
そんなもんに縛られなくても、
これからも、
ずっと一緒にいるつもりやから。
ennちゃんと、ずっと。

今度は、
正面からぎゅ~っと抱きついてくるennちゃんを、
俺もぎゅ~っと抱きしめ返す。
その思いが伝わるように。
enn
enn
……今度は、嬉しいのぎゅー。////
音羽
音羽
さっきは寂しくて、今は嬉しいの
ぎゅー?なんなん?可愛すぎやろ!!
ぎゅーもえぇけど、俺はちゅーが
したい。猛烈にしたい!!
enn
enn
(笑)
発狂寸前の俺の首に両手を回し、
ennちゃんが少し背伸びをして俺にちゅーをする。
ちゅ、と可愛い音をたて、
ennちゃんの唇が離れた…
enn
enn
へへっ////
目の前には、はにかむennちゃんの笑顔。

ヤバい。ennちゃんのデレ期がハンパねぇ。
気を緩めると、
破顔してまうわ。
音羽
音羽
え。何?もう、襲っていいですか?
enn
enn
それは、嫌。ご飯食べたい。
音羽
音羽
俺も嫌や。ご飯よりennちゃんを食…
enn
enn
さ。ご飯♪ご飯~♪
フライパンの上の、
出来上がったばかりのオムレツをお皿に盛り付けて
ennちゃんは上機嫌でキッチンを出て行く。
enn
enn
先食べてていー?
音羽
音羽
え、ちょ、待ってや!
慌ててもう1つオムレツを作り上げる。
ennちゃんが急かすから、
ちょっとグシャッとなったやんけ。
まぁ、えぇわ。
ennちゃんが出してくれたお皿に盛って、
キッチンを出ると、
ennちゃんが満面の笑みで出迎えてくれた。
enn
enn
早く!アタシの冷めてまうやろ~
音羽
音羽
はいはい。
enn
enn
じゃあ………いただきま~す!
音羽
音羽
いただきます!
enn
enn
うまっ♡
いただきますを言い終わると、
大きな口で、あむ、っとオムレツをほおばるennちゃんを見つめる。
『美味しい』と、
俺を見つめ返してくるennちゃんに、
心がほわほわしてくる。

…………うん。うまい。

自分にとって大切な人との食事やから、
こんなにも美味しく感じるんやろうな。

同じオムレツでも、
1人で食べてる時は、
こんなに美味しいとは思わへんし。
音羽
音羽
ennちゃん。
enn
enn
んー?
音羽
音羽
ここ、ケチャップついてる。(笑)
enn
enn
え?
机に手をついて、
身体をennちゃんの方へと傾ける。
音羽
音羽
ここ。
enn
enn
∑っ!!!//////
口の端についたケチャップを、
ぺろっと舌ですくうと、
ennちゃんが真っ赤になって絶句した。

それがあまりに可愛いから、
ちゅ、と唇にもキスをする。
enn
enn
なっ…お、音羽─────っ!!//////
音羽
音羽
あはははっ(笑)








ennちゃんの唇は、

少しだけケチャップの、












───────────────幸せの味がした。



































💋フーミン様リクエスト
 【音enn※主おまかせ】でした~♪

 お待たせしました💦