第13話

13,お弁当問題
1,094
2020/06/14 07:14
り「お弁当持ってきてたりしてたらどうすんの?」


『大丈夫。毎週この日はお弁当持ってきてないの知ってる』


り「うっわ怖……」


『は?』


り「ヒッ……んじゃ行ってくる」


『はぁい』


タタタタッ


『頑張るぞー…(小声)』


サッサッサッ……カチャッ


ガラガラッ……


コトッ


『よし(小声)』


??「あれ?見ない顔やなどしたん?」


『え……』


































































『ジェルく………先輩………』


ジ「ん?」


『あの………ななもり先輩に…お,お弁当を……』


ジ「おー!なーくんに言っとこか?」


『えと……大丈夫ですッ』


ジ「ふーん……名前なんて言うん?」


『な,名乗るほどの名前ではございませんのでッ(??)』


ジ「そっか……」


ジ「なぁ」


『はいッ……』


ジ「良かったらやけどさ……」


『?』


ジ「明日,俺にも弁当作ってきてくれへん?」


『えと……』


ジ「あー……ごめん今の忘れて」


『あ,えと……さ,さようならッ』




―次の日―


り「あ,昨日なーくんお弁当食べてなかったらしいよ」


『え,嘘ぉ………』


り「顔も見てないし,名前も知らないから何入ってるか怖い。だって」


『えぇー……』


り「代わりにジェルくんが食べたらしいよ」


『え,そんなに食べたかったの?!』


り「なんかあったの?w」


『え,昨日良かったら明日俺にも作ってって言われた』


り「え,そんな面倒なこと誰が……」


『私作ったよ?』


り「え?!あの面倒くさがり屋のあなたが?!?!」


『酷www』


り「で?渡したの?」


『今から』


『………だけどー』


り「ん?」


『今ななもり先輩教室に居るんだよねぇ……』


り「大丈夫でしょー」


『そーお?』


『じゃあ行きますかぁ!』


り「いってらー」


ガラガラッ


『あ,あのッジェル先輩……』


ジ「ん?あッ昨日の子やん!どないしたん?今日もなーくんに用?」


『いや,あの……ジェル先輩にお弁当…作ってきました!』


ジ「え」


『えと……』


ジ「ほんまに?!めっちゃ嬉しいわぁ!」


さ「あれジェルその子彼女?」


『ひぇっ……さとみくん……』


『彼女だなんて滅相もない……!』


『私はただの後輩です』


ジ「この子昨日なーくんの机に弁当置いてた子」


さ「……あーなーくんは昨日のお弁当……」


ジ「めっちゃ美味しかったて言うてたで!!」


『へ?』


あれ?ななもり先輩じゃなくてジェル先輩が食べたって………


さ「あっ……そうそうそう!美味しかったって!」


??「え?食べてないよ?」


ジ「……え」


さ「あ。」


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