第57話

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2,498
2021/06/04 12:07




















家を出る為に、


髪の毛を結ぼうとブラシで梳かしていたら





玄関チャイムが鳴った。













宅配にしてはこんな早い時間なんて

ありえないよね、、、、















お母さんが出てくれたみたいで、


また鏡に向かって髪を梳かしていると



私を呼ぶ声が聞こえる。
















『 あなたー‼︎
  
  ジュン君が来てくれてるわよー‼︎ 』




















あなた
えっ⁈ はっ⁈⁈










ありえない。










ジュンが朝に私の家に来るなんて


今までに一度もない。


















でもお母さん、


こんな嘘なんてつかないし、、、、、
















結ぼうとしたゴムを手に潜らせて


急いで玄関に行くと、




お母さんとジュンが楽しそうに話してる。
















ジュン
ジュン
あっ!あなた来た!








『 もー、
  
 ジュン君待たせないで早く行きなさいㅎ 』














そう言われると玄関に置いてある


カバンを渡されて、



髪を結ぶ事なくそのまま家を出る羽目になった。














チャン
チャン
あれ?
ジュニヒョン⁈
ジュン
ジュン
チャニだ!
ジュン
ジュン
おはよ〜
チャン
チャン
え?なんで?
ジュン
ジュン
ㅎㅎㅎ♪♪











まだ支度途中のチャニが通りかかって、


チャニもジュンが玄関にいるのを驚いてる。










そりゃそうだよね、








ジュンが朝から来るなんて。

















チャン
チャン
ヌナ、、、







困った顔をしたチャニが私を見る。












姉想いの弟を持てて本当助かる










けど、




ウォヌ君から朝は一緒に行けって


謎の指示が出てるから頑張るよ、チャニ。















あなた
チャニ行ってくるね、
ありがとㅎㅎ
チャン
チャン
っそ、、、
チャン
チャン
行ってらっしゃい













優しい顔して手を振ってくれているチャニに



私も手を振って玄関の扉を閉めた。

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