固まったウォヌ君のところに
ソヨンが駆け寄った。
ウォヌ君の名前を呼んだのは聞こえたけど、
そこから先は
教室内の他の生徒の声にかき消されて
サイレント状態。
スニョア、
もしかしてソヨンの気が
ウォヌ君に向かないか心配してるのかな?
ウォヌ君といえど異性だもんね。
スニョアも嫉妬とかちゃんとするんだ、、、
ーーースニョア sideーーー
オヌ、、、遂にジュナに告白したのか?
あなたに言えないって
そういう感じだろ?
俺が部活行ってて知らない間に
オヌとジュナ仲良くなってるしさ、
あなたがいるとはいえジュナの家に
何回も行ってたらしいじゃんか。
オヌが教室に入ってきたときの反応見てみ?
ソヨンはまだ知らないにしても
あなたも止めてやれって、、、、
ソヨン同性愛とかどうだろうな、、、
まぁ俺の彼女だし、
そんぐらいで偏見持つような事はないと信じたいが。
最近ソヨンがオヌと何か話していて
仲良くなったから、
オヌも話すのかな?
あなたの反応に気づいて2人を見ると、
オヌがソヨンと窓側に向かって歩いて
校庭を見下ろすように
手すりに肘をかけて
教室の隅の方で何やら話し始めた。
まじか
でもソヨンにももうオヌの事
隠さないでいいって思えば
俺の口はだいぶ柔らかくなったかも。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!