少しウォヌ君と話したから
緊張の糸もだいぶ緩んで、
校舎案内をしながら
雑談を混じるようにまで話せるようになった。
下駄箱から靴を出して持って行くと
すでに靴を履いて立ってるウォヌ君。
あれ?もしかして待っててくれたのかな?
1日でこんなに喋れるようになったのが
自分でもびっくり。
しかも一緒に帰る事になってるし。
席替えした今の席は鬱でしかないけど、
隣りがウォヌ君で少し良かったかもしれない。
と言っても今日席変えたばかりだから
どうなるかわからないけど。
改札口を通って話かける。
電車内ではさすがに話さなかったけど
特に気まずいようには感じずに過ごせた。
ウォヌ君とは友達になれるような気がする。
思えば高校に入学して以来、
初日でこんなに話せたのは
スニョアとジフナ以来かもな、、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!