第40話

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2,628
2021/05/09 12:00
ジュン
ジュン
、、、、えっ?


あなた
?!

















振り返ると口が半開きになってる

ジュンが立っていた、、、、
















えっ、嘘。











なんでジュンがまだ部屋にいるの⁈



だってさっきドア閉めて出て行ったんじゃないの?












なんでなんで⁈⁈








あぁ、どうしよう;


私の声聞こえてたからこんな顔してるんだよね、、、










ジュンの顔を見ていられなくなって

顔の向きを窓に向けると、




これまでの関係が崩れる怖さで



涙がじわじわと視界をぼかしていく。












自分のバカ、、、、


でも、もう私も限界だったんだ。








そう自分に言い聞かせる。



















ジュン
ジュン
あなた














名前を呼ばれたけど振り向けないでいると、








両肩を掴まれて私のすぐ後ろには


ジュンが立っているのがわかる。













ジュン
ジュン
俺もあなたの事好きだよ?
ジュン
ジュン
だからこうやって
遊びに来てるんじゃん ♪















ニコニコと話すジュンは









私がジュンに対する " 好き " と


ジュンが私に対する " 好き " が










違う事がわかっていないのを物語る。



















ジュン
ジュン
あれ?あなた泣いてる?


あなた
泣いてないっ、、、
ジュン
ジュン
そう?
あなた
うん、、、っ






思わぬ形で私の想いがジュンに知られたけど、


意味は違うし、








振られてもなければ


好きとまで言ってくれたけど






関係が変わらないと考えれば


これはこれでいいのか、、、、?









ジュン
ジュン
下に降りよう?







指を絡めて握られた手を見て、









私以外の人にジュンのこの手を触れられたくないと


思ってしまう自分を









どうしたら消す事ができるんだろう、、、



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