朝のホームルームで
先生と一緒に男の子が入ってきた。
切長の目に端正な顔立ちの男の子。
『 みんなー静かにしろー 』
『 今日は転入生が来たのでみんなに紹介します。
名前は チョン・ウォヌ 君だ。
はい、簡単な自己紹介お願いします 』
本当に簡単な自己紹介だぁ、、、、、
『 ウォヌ君も加わったし、
席替えするぞー! 』
生徒 『 え〜〜〜〜‼︎‼︎ 』
そうやって今の席が出来上がってるもんねㅎ
『 みんなズルするから
番号引いたら黒板に名前書いてから
次の奴が番号を引いてな〜 』
『 はい、ここの列から引いてー 』
あーあ、
ソヨンと席離れちゃった、、、
私は一番後ろの窓側の席。
右には転校生のウォヌ君。
斜め前にはソアちゃん。
私の前には
ジュン 、、、、、
この席、、、、
拷問ですか、、、、?
『 どうした? 』
『 いや、前の席後ろから2番目だったぞ? 』
『 今舌打ちしたか? 』
ソヨンからの助け舟も届かず、、、、
気がますます重い席になった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。