息を切らしながらもなんとかセーフ、、、
大きな荷物を地面に置いた
ソヨンとスニョンとジフナとウォヌ君
いつものメンバーが固まって
私達を待っていてくれていた。
そこを " 全然大丈夫 " とか言わないんだよねㅎ
こんな朝早くても
重い荷物を持ちながらたくさん走ったから
さすがのジュンも目がばっちり開いている。
その開いた目でさっきから探しているのが
嫌でもわかる。
ジュンの大きな目にはソアちゃんが映ったみたいで
顔を少し下に向けて嬉しそうに口角が上がった。
『 よーし‼︎ 全員揃ったな? 』
担任が名簿を見ながら個々に顔を合わせて
確認をしながら話し始めた。
『 バスに乗るから適当に席に座ってな 』
よかった、、、、、
バスが班ごととか言われたら
私のテンション朝から一気に下がるところだった。
席が誰とでもよければ私はもちろん
迷う事なくソヨンを誘う。
ソヨンの了承と同時に
ウォヌ君からのお誘い。
ソヨンが私とじゃなく
スニョンを選んだ、、、、
ジフナに話しながらも
チラッと目線をジュンに送るウォヌ君、
ジュンの方を見ると口を開けて固まっていた。
なんだか浮かない顔した
ジュンの背中を叩いて
バスは出発した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。