第39話

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2,601
2021/05/08 12:00







自分の部屋に戻ると


私のすぐ後ろにいつの間にか








ジュンがついて来ていた。
















あなた
ここ私の部屋〜!


ジュン
ジュン
あなたの部屋久しぶりだ〜
あなた
いや、そういう事じゃなくて









私だって年頃なんだから!


そういうの気にしてほしい、、、






と言ってもジュンにはそういうの通用しない。










あなた
女子の部屋なんだから
出た出たー!
ジュン
ジュン
なんでよ
ジュン
ジュン
ずっとあなた待ってたんだから〜









あっ、そうだった。






そういえば

なんでジュンは私を待ってたのか聞いてなかった。





宿題は終わったしなんだろう。















あなた
そういえば何で私を待ってたの?




ジュン
ジュン
ん?
ジュン
ジュン
理由なんてないけど?








あー、ですよねㅎ


理由なんて考えた私がバカだったよ。







ジュン
ジュン
夏休みって暇でしょ?
あなた
いや、
去年宿題終わらないって散々だったよ?
ジュン
ジュン
へへへ
ジュン
ジュン
なんの事やら
あなた
今年は早く終わらせて良かったねㅎㅎ
ジュン
ジュン
ね!
ジュン
ジュン
だからいっぱい遊べるね〜
あなた
ㅎそうだね
あなた
って事で下にいる
チャニ達と遊んできてあげてねㅎ









ジュンの広い背中を手で押して


廊下に追い出して、








ドアがパタンと閉まる音が聞きたくても



その音が聞こえる事はなく








ジュンがドアをこじ開けて再び入ってくる。
















ジュン
ジュン
チャニじゃなくて
あなたと遊びたいのー!
あなた
ダメ、、、ダメダメ!
あなた
ジュン私の部屋禁止!
ジュン
ジュン
俺の部屋も来てるんだから
いいでしょー!
あなた
それとこれとは話が違うのー!
ジュン
ジュン
えーーー
ジュン
ジュン
あなたと遊ぶー!
あなた
じゃあ少ししたら下に行くから
先に行ってて!







お願いだから

心を落ち着かせる時間ちょうだいよ。









私に駄々をこねる姿だって

困るけど可愛いくて好きだし、






名前をたくさん呼んでくれる所だって好きだし、






好きが溢れすぎておかしくなる。













今までの私がどうして


平然と過ごしていられたのかわからないよ。
























ジュン
ジュン
仕方ないな、、、

















私に背中を向けたジュンを見て


窓際にある机に向かうと、









ドアが閉まる音がして一息つく。












椅子に座って机に顔を伏せると心の声を漏らす。
















あー、、、、私本当どうしようもなく


あなた
ジュナが好き、、、



















 
ジュン
ジュン
、、、、えっ?

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