第43話

episode 34
618
2019/03/28 01:53
あなた
あなた
ん…

朝、目が覚めた。


すると、じゅ〜っという音がキッチンから聞こえ、勢いよく起き上がる。


キッチンを見ると、たかくんが立っていた。
西島隆弘
西島隆弘
おはよ
あなた
あなた
おはよ…って、たかくん何してるの?
西島隆弘
西島隆弘
ん?朝ごはん作ってるとこだけど
あなた
あなた
(そうだ…たかくんは料理作れるんだった)

昔、お互いの親が出かけてる夜は、たかくん家で、たかくんの作った夜ご飯を食べさせてもらっていたのを思い出した。
あなた
あなた
……ふふっ
西島隆弘
西島隆弘
何急に笑ってるの?笑
あなた
あなた
ううん。なんか夫婦みたいでいいなぁって笑
西島隆弘
西島隆弘
ごほっ、!
たかくんは、味見していた味噌汁を吹き出しそうになった。
あなた
あなた
だ、大丈夫?
西島隆弘
西島隆弘
…あなたがいきなりそんなこというから!
あなた
あなた
だってほんとにそう思ったんだもん!
と、お互い顔を赤くして言い合うのがなぜだか面白くて、思わず吹き出してしまう。
あなた
あなた
…ふふっ、数年前はこんな風になるなんて思ってなかったなぁ〜笑
西島隆弘
西島隆弘
それは俺も笑
西島隆弘
西島隆弘
まさか再会するとも思ってなかったし
あなた
あなた
そうだね笑
あなた
あなた
これも運命なのかな
西島隆弘
西島隆弘
そうじゃない?笑
西島隆弘
西島隆弘
“運命の恋”ってやつ
あなた
あなた
急にキザなこと言い過ぎ笑
西島隆弘
西島隆弘
笑笑
またそうやって、2人で笑い合う。
あなた
あなた
(たかくんとだったら、どんなことも乗り越えていける気がする)
西島隆弘
西島隆弘
(あなたとだったら、どんなことでも乗り越えられる気がする)
私たちはお互いそんな気持ちで、また口づけをした。

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