〜真司郎side〜
俺は、ちょっとドキドキしながら日坂さんが来るのを待つ。
俺はちょっとした妄想を膨らませる。
すると、スタッフさんが
と言った。
コツコツ、と日坂さんの歩く音だけが聞こえてくる。
俺はこの時思った。
“一目惚れ”ってこういうことなんやな、って。
日坂さんはスタッフさん一人一人に挨拶をして、それから俺の前へきた。
日坂さんは、礼儀正しくお辞儀をする。
俺は赤くなった顔を隠すために、お辞儀をした。
顔を上げると、日坂さんが俺をじーっと見てた。
もじもじしている日坂さんを前に、ゴクンと喉を鳴らす。
なんて期待していると、ちょっと予想外(?)なことを言われた。
ドテッ💥と思わず前のめりでコケた。←関西人笑
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撮影が終わった後、俺と日坂さんも含めたキャスト(?)全員で飲みに行くことになった。
次回へ続きます!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!