第3話

〜朝〜
36
2019/07/21 23:39
ジリリリリリリリリリリ…
唯斗
ん〜
眠たい目をこすりながら目覚まし時計を止める。
唯斗
ふわぁ〜あ
あくびをしながら大きく伸びをする。
さ〜てと。支度始めるかな。
唯斗
うわ。
俺は着替えて学校に行く準備をした。

そして洗面所へ。
思わず声を上げてしまった。

なぜなら鏡に映った俺の顔は酷かったからだ。

目の下に大きいクマが出来ていて、頬もげっそりしている。
寝不足で頭がガンガンする…

そう、昨日俺は珍しくなかなか眠れなかったんだ。

理由は分かっている。あの"瞳"のせいだ。

昨日の夜、あの瞳を見てからなぜだか胸がざわざわする。
唯斗
よし、準備OK。
唯斗
あとは朝食…
俺はキッチンへ行ってトースターでパンを焼きながらフライパンでベーコンを焼き、卵を投入する。

料理はいい。何も考えなくて済むからだ。
チンッ
パンが焼けた。

皿を取り出し、パンとベーコンエッグを盛り付ける。
唯斗
完成!
といってもめちゃくちゃ簡単だけど。

まあ、1人の朝食はこんなもんでいいだろ。
唯斗
モグモグモグ…
唯斗
ご馳走さま。
皿を洗い、持ち物の最終確認をして…
唯斗
行ってきます。
靴を履きながら言った。


誰もいない家に向かって。

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