僕の膝の上で気持ち良さそうに寝息をたてながら寝てる君は僕の宝物。
一生一緒にいたいんだ。
好きすぎて首を絞めてやりたい。束縛したい。監禁したい。
そんな欲望が頭の中を巡る。
バラバラにして切り刻んで…骨の髄まで愛したい。
付き合うだけじゃ物足りなくなっちゃった。
これが僕の愛し方。
モ「…ごめんね…でもこれが…僕の選んだ道だから…フフフ…」
そっと膝の上からシルクを退かしてキッチンから包丁を持ってくる。
モ「…最後、君の瞼の裏に映るのが僕でありますように…」
シ「…ん〜?…モトキ〜…どうしたの〜?」
あ、起きちゃった。まぁいいや。寝起きだから、変わらないでしょ。
モ「…骨の髄まで君を愛すよ…((キザァ…」
そういってシルクの喉を掻き切った。一回で…ちゃんと死ねるように…
シ「っ…!?…モ…トキ…!?」
口から出てきた言葉は、掠れてて、喉からはヒュウヒュウと音がなっている。
モ「…じゃあね…シルク…」
そう言うとシルクは生き絶えてガクッと項垂れるように倒れこんだ。
もちろんあたりは血だらけだし、俺も返り血を浴びて真っ赤になってる。
その後にバラバラにして切り刻んで骨だけ取っておくことにした。お肉とか臓器は腐っちゃうから細かくして原型がわからないくらいにして捨てた。
…フフフ…これで君は…僕のものだね…
モ「…フフフ…」
口から勝手に笑い声が出る。
ピーンポーン
おっと…そうだった。今日はみんなくるんだったね。
モ「あ、入っていいよー」
マ「お邪魔しまーす。」
ン「きたよー!」
ダ「よう。」
モ「おっす。」
ン「シルクはまだきてないの?」
まぁ…二度と帰ってくることはないよね。
モ「うん。まだきてない。」
マ「それよりなんか…血生臭くねぇか?この部屋、」
ダ「確かに…お前なんかやったか?」
モ「フフフ…それはね…?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!