あなたside
私は今、スタジオの端にいます
さっきまであんなにふざけてたのに
仕事になるとみんなかっこいいんだなぁ
まあそんなこと口が裂けても言わないけど
??「……………ない?」
え?私?
この人、あなたに話しかけてるの?
『私ですか?』
??「そうだよ、君しかいないじゃん笑」
『あの…どちら様でしょうか…』
スカウト「ああ、私は______プロモーションのスカウトの山口なんだけど、モデルとか興味ない?」
『…………っえ、私がモデルですか⁈』
スカウト「可愛いしスタイルもいいし!どうかな?」
『あの…少し考えさせてください…』
少年忍者のマネージャーの花巻さんのことを、あなたちゃんは花ちゃんって呼んでいます!←by作者
『はなちゃぁーーーーーん!』
忍マネ「あなた、どうしたの?」
『さっきみんなの撮影見学してるときに、______プロモーションの山口さんって人から声かけられて……モデルやってみないかって聞かれたんだけど……』
忍マネ「______プロモーションっていったら業界最大手の事務所だよ!あなたすごいな!」
『でも私なんかがモデルなんて…
それにダンスの方のお仕事もあるのに…』
元木「花巻さーん、どうしたんすか?」
深田「あなたが叫んでる声とかはじめて聞いた笑」
忍マネ「実は…カクカクシカジカってことがあったんだ」
忍者「「 えぇーー!!! 」」
星輝「あなたちゃんすごいっす!」
小田「だってあなたちゃん可愛いもん!」
檜山「でも…あなたがモデルの仕事を始めたら、俺たちのダンス指導は誰がやるんですか?」
鈴木「そうっすよ!俺、あなたちゃんじゃないと嫌です!」
『みんな…』
重い沈黙が続いた
そのとき
織山「お前らいい加減にしろよ!」
中学生組「「 ビクッ 」」
織山「あなたがどうするかはあなたが決めることだろ!」
『織山くん…』
忍マネ「じゃああなたは1週間後までに気持ちを固めてきてくれる?上には俺から報告しとくから。」
『わかりました…よろしくお願いします…』
私、どうしたいんだろう
自分の気持ちが分からないよ………
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山井「僕たち、もうあなたちゃんと練習出来ないのかな…」
久保「………グスッ(泣)」
皇輝「今は織山が言ったみたいにあなたの意思を尊重しよう…」
青木「そうだね…」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。