第49話

告白
2,604
2020/07/24 23:16



檜山side





ここのドアはガラスだから廊下から中が見える


忍者はあんまり使わないレッスン室だけど


尚大を探してその部屋の中を覗き込んだとき
































俺は見てしまった

































あなたと尚大が嬉しそうに抱き合うところを…




























あなた「あ、光成!」


織山「檜山、迷惑かけてごめん」





あまりの衝撃にその場から動けずにいると

2人が部屋から出てきたらしい

気持ちを悟られないように無理やり表情を作る





『こんなところに居たのかよ笑
 みんな尚大のこと心配してるから行ってやって?』


織山「おう!サンキューな!」





尚大は急いでみんなの元へ向かった

俺とあなたは廊下に取り残されて2人きり

さっきのことがあったからあなたの目を直視できない





あなた「私たちも戻ろっか!」


『………』


あなた「どうしたの?」





俺はあなたの腕を引いて再びレッスン室の扉を閉じた

もちろん部屋の中には2人以外誰もいない





あなた「光成?なにかあった?」


『尚大と付き合ったんだね…おめでとう』


あなた「え?」


『隠さなくていいよ?誰にも言わないし。
 さっき2人が抱き合ってるの見ちゃったんだ…笑』





泣いてしまわないように歯を食いしばる

失恋ってこんなに苦しいんだ…





『尚大ならきっと幸せにしてくれる。応援してr…


あなた「あなたと尚大は付き合ってないよ?」


『え…?』


あなた「ずっと気不味くなっちゃってて仲直りしたの」


『そうなの…?』


あなた「だってあなたが好きなのは光成だし…」





俺はついに幻聴まで聞こえるようになったのか?

いや、さすがにそんなわけないよな




『それ…本当?』


あなた「もしかして声出てた…?」


『思いっきり笑』


あなた「恥ずかしくて生きていけない………」





あなたは耳まで真っ赤にして俺に背を向けた

俺はその小さな背中をそっと抱きしめる





『ねぇ、俺もあなたのこと好きなんだけど』


あなた「ふぇ…?」


『俺と付き合ってください。あなたのこと俺に守らせて?』


あなた「こちらこそ、満面の笑みよろしくお願いします………っ」










あぁ、やっぱり俺はあなたの笑顔が好きだ



いつか俺だけのものになりますようにって



数え切れないほど願ったこの笑顔



これからは俺が絶対に守るからな



あなた、大好きだよ




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あなたちゃんは檜山くんと付き合いました!

どうでしたか?予想は当たりましたか?

他のメンバーに投票してくださった方はごめんなさい🙇‍♀️

付き合ってからのお話も書こうと思っているので

もう少しお付き合いいただけると嬉しいです🙌

次回もよろしくお願いします!


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