第21話

12日目~H②
11,962
2021/06/21 12:41
あなたside
 朝、朝日が体に刺さっている感覚で目が覚めた。
 それと、下半身が何故か重い。
 何か、乗っかっているのだろうか。
 万次郎…?
 いや違う。
 部屋・・が違うから。
 ここは_________________
『千冬っ!!!!!!』
千冬「んー…。あっ!」
 ガバっと勢いよく起き上がった千冬と目が合う。
『千冬…!!!!!』
千冬「あなた!!お前、!今までどこ行ってたんだよ!!」
千冬「10日近く居なかったんだぞ。」
千冬「警察まで動いたのに、誰も見つけられなかった。」
千冬「と、思ってたら玄関の前に横たわってるしよ…。」
『そうなの!?千冬の家の玄関で?』
千冬「それ以外どこにあんだよ!」
 怒ってるようにも見えるけど、
 千冬の目は赤く腫れていた。


 それに、涙目だ。
『千冬、泣いたの?』
千冬「は!?!?!?何いってんだよ!!泣いてねぇし!」
『泣いた人はみんなそう言うよ。』
千冬「っ、お前が………。」
『うん。』
千冬「連絡もなしに、居なくなるからだよ…!!!!!」
 ついに、目に溜まっていた涙が目から溢れ出てきた。
『ごめんね、千冬。ごめんね。』
 つられて泣きながら、
 千冬の頭を優しく撫でた。
『ごめんね千冬。もう一回寝よっか。』
千冬「ん。」
 ズビッと鼻を啜りながら、
 あけた布団の間に潜り込んでくる。
 ああ、久しぶりだ。
 安心する。
 気づけば私は、


 千冬の腕の中で涙をボロボロと流しながら


 もう一度深い眠りについた。