あなたside
監禁されて4日目。
私が朝風呂に入っていると
?「あなたー。」
?「ここかあぁー?」
ガチャ
『きゃぁぁぁぁ!!!!!』
つい、反射でシャワーを入ってきた人に
シャワーをブッかけてしまった。
三途「なっ、にすんだよ!!!!!!!!!!!」
『三途さん…!!』
三途「あぁあぁ何十万のスーツが台無しだぁ」
あからさまに苛立ちを見せつけてくる三途さん
そして、三途さんはあろうことかお風呂場に侵入してきたのだ。
『ちょ、入ってこないで!!!』
三途「あ”?」
『へっ、?』
この前見たときの三途さんとは全然違う。
すごく機嫌が悪いように見える。
というか、悪いんだ。
この前のときより高圧的で怖い。
『だ、大丈夫ですか』
三途「あーーー」
ポケットからカプセル剤のようなものを取り出し、
それを飲もうとしている。
三途さんはなにか持病があるのだろうか。
いや、違う。
さっきまでの不機嫌な態度と、前あったときの性格が全くの別人だ。
そして、カプセル剤。
しかも、三途さんの所属してる
何でもありの犯罪組織は__________
“梵天”
そういうこともしているのでは。
『三途さんっ!!!!!!!だめ!!!!!!』
私は三途さんが薬を持っている手を掴み、
精一杯手を振り上げ、三途さんの頬をひっぱたいた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。