第35話

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2021/08/02 08:00
扉の向こうにはあなたさんがいた。










顔色が悪い。心配だ。今すぐにでも寄り添って抱きしめたい。そんな気持ちが込み上げてきた。









が、あなたさんは僕を見た瞬間安心したような顔を浮かべ、ソファにこてっと。










え、?? 何が起きた……??










テヒョン
テヒョン
あなたさん!?










急いであなたさんの元に駆け寄ったが、気を失っているみたいだ。









どうしよう……。










そこにたまたまマネージャーが来たんだ。









BTSのマネージャー
みんな〜??
あ、こんなところにいた。
そろそろ時間よ
テヒョン
テヒョン
マネージャー!!
BTSのマネージャー
ん、??









廊下でヒョン達に話しかけていたマネージャーがあなたさんの楽屋の中に入ってきた。










テヒョン
テヒョン
あなたさんが気を失っていて、救急車を!!
BTSのマネージャー
救急車、!?
わかった。今すぐ呼ぶわ。










マネージャーが来てくれてよかった。










ヒョン達には今は頼みにくいし。











自分で呼べよって話かもだけど。















ピーポーピーポーピーポーピーポーピーポー










救急車が到着し、あなたさんに僕が付き添って乗り込みたかったんだけど……









そうはいかない。










あなたさんのマネージャーさんが付き添いで救急車に乗り込んで行った。









その後メンバー達に仕事行くよと話しかけられたけど









正直気分はのらなかった。










そんな僕にメンバー達は申し訳なさそうな顔を向けていた。









ほらね、言ったでしょ。っていいたくなったけど我慢した。









だって、今1番思うのはあなたさんのことだけだ。









心配で心配で心配すぎて仕方ない。










今日の夜はどんなに疲れていても寝つきが悪そうだなと思った。



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