私への暴力がひと段落つくと
2人は
歩き出そうとした時
強い痛みがはしってしゃがみこんでしまった
タッタッタッ
2人は私を見向きもせず
そそくさと行ってしまった
小さくそう嘆き
ゆっくり立ち上がって自分の控え室へ帰る
ガチャッ
控え室の中の光景を見てまたも絶句する
私の控え室はぐちゃぐちゃに荒らされてて
食べ物のゴミだの からのペットボトルだので
溢れかえっていた。
部屋を貸していただいている事務所にご迷惑にならないよう
来る前より綺麗にするのはいつも私の仕事。
あの2人が綺麗な控え室を汚して私が片付ける
これはもはや"普通"とかしていた
…掃除を始めてからはや1時間
やっと終わって服を着替え鞄を持つ
ガチャッ
廊下へ出て歩き出すと
??「あれ、、 あなたさん??」
誰かが後ろから声をかけてきた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。