急いで部活に戻ったが、
遅刻はダメだと監督やコーチに叱られた。
岬と話してた、とは言わなかった。
きっと言えば、
何を話したのかなんやら聞かれるに決まっているので、めんどくさいというのが1番の理由だが。
その日からだった。
何となく岬のことが気になり始めたのは。
あれから1度も話してはいなかったが、何かにつけて、彼女を目で追うようになっていた。
教えてくれた本は読み終えたのか、違う題の小説を読んでいる。
本を読む時は、やっぱり楽しそうな表情をしていた。
いつからそれが"恋"だとわかったかは、知らない。
いつの間にか……が1番しっくりくる。
接点もない。
話すことも少ない。
きっとあいつは俺の事なんて、ただのクラスメイトでしかおもっていないだろう。
それでも、好きになったから。男らしく気持ちを伝えたい。
そう……思ったんだ。
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お 気 に 入 り な ど が 増 え る 度 、毎 回 飛 び あ が る ほ ど 喜 ん で い ま す !
あ り が と う ご ざ い ま す っ !!
"岩 泉 こ ん な こ と 言 う っ け ?" と い う こ と が よ く あ る の で す か 、
ま ぁ 〜 い っ か 。と 自 己 満 足 で つ く っ て ま す 。
ご め ん な さ い m(*_ _)m
あめり。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。