扉を開くと中は広く周りを確認するが誰一人として居ない。
壁には何やら天と地に着いての詩のような物が書かれていた。
要約すると、どうやら、"両方同時に巻物を開け"と言う意味が書いてある。
両方の巻物を取り出し恐る恐る中身を開く4人。
同時に勢いよく巻物を開くと、どちらも"人"と書かれた術式。
ボン!と破裂音がなり白い煙が上まで登ると、人影が現れ2人の人物が顔を出した。
巻物から口寄せされたのは、ナルト立ちの通っていたアカデミーでの担任教師、うみのイルカとカカシ。
嬉しそうにイルカに抱きつくナルトはまるで父親に再開したような微笑ましい光景だった。
すると、イルカはあなたに近づき手を前に出した。
初め出会った時から変わったねナルトくん。
俺は君のその真っ直ぐな目に惹かれ"友達"になった。
俺は私は…そんな貴方を友として、これからもずっと見ていたい。
成長し道を切り開く貴方を友人として。
その姿を見たイルカは安心し2人を優しい目で見つめた後、前を向いた。
カカシ先生に呼び出される理由は分かっている。勿論サスケくんも同じ理由。
二階に上がり隅みのほうで話そうと壁にもたれ掛かり話題をふきかけてきた。
俺は一つずつ大蛇丸の気になる発言やサスケくんの身体に呪印が広がりチャクラが増幅し暴走した話などをまとめてカカシ先生に伝えた。
カカシ先生にいつもの様に頭を撫でらたが今回ばかりは久しぶりで心から嬉しくて照れくさかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。