第47話

第3試験への道
2,222
2022/07/21 02:43
扉を開くと中は広く周りを確認するが誰一人として居ない。
うずまきナルト
誰もいないってばよ?
うちはサスケ
サクラもう大丈夫だ。
肩を貸してくれてありがとう。
春野サクラ
あ、うん!いいのよ。
私ならいつでも貸すわ!(少し残念。しゃんならー!)
月夜(夢主)
ん…あれ何か書いてある。
壁には何やら天と地に着いての詩のような物が書かれていた。

要約すると、どうやら、"両方同時に巻物を開け"と言う意味が書いてある。

両方の巻物を取り出し恐る恐る中身を開く4人。
月夜(夢主)
開くよ…。
春野サクラ
うん…!
同時に勢いよく巻物を開くと、どちらも"人"と書かれた術式。
月夜(夢主)
その巻物、下に投げて!
春野サクラ
わ、分かったわ!
うずまきナルト
うわ!煙がでてきたってばよ!
爆発したりしない??
うちはサスケ
安心しろ…恐らく。
人を口寄せする術式だろう。
ボン!と破裂音がなり白い煙が上まで登ると、人影が現れ2人の人物が顔を出した。
うずまきナルト
イルカ先生…!?
月夜(夢主)
カカシ先生!
はたけカカシ
よっ…。
お前らボロボロだな!はははっ。
うみのイルカ
おめでとう、お前達。第2試験合格だ…!
巻物から口寄せされたのは、ナルト立ちの通っていたアカデミーでの担任教師、うみのイルカとカカシ。
うずまきナルト
やったぁーー!嬉しいー!
うみのイルカ
おっと…。
うずまきナルト
やった〜やった!やったってばよ!
うみのイルカ
はは、また元気があるんだなナルト。
落ち着きのない所は相変わらずだなお前。
嬉しそうにイルカに抱きつくナルトはまるで父親に再開したような微笑ましい光景だった。

すると、イルカはあなたに近づき手を前に出した。
うみのイルカ
君が月夜あなただね。
活躍は見ていたよ。

君もよく頑張ったね…本当によく頑張った。
月夜(夢主)
…!あ、ありがとうございます。
はたけカカシ
サクラ、サスケ。
お前達もよく頑張ったな。
春野サクラ
何だか照れるわね…ありがとうカカシ先生。
うちはサスケ
フン…。
うみのイルカ
さてと、お前達。

これで終わりじゃないぞ?

いいかよく聞くんだ。

この5日間のサバイバルは受験生の中忍としての基本能力を試す物。
うみのイルカ
そして、お前達はそれを見事クリアした。

中忍とは部隊長クラス…チームを導く義務がある。任務における知識の重要性…体力の必要性、更に心底心得よ…!
うみのイルカ
この"中忍心得ちゅうにんこころえ"を決して忘れず次のステップに進んで欲しい。

これが俺が仰せつかった伝令全てだ!
4人(第7班)
"了解…!!"
うみのイルカ
最後の第3試験ムチャはするなよ。特に…ナルト…お前は…
うずまきナルト
木の葉の額当てを貰った時から俺は忍者学校生アカデミーじゃないんだぜ!

それにこれはイルカ先生がくれた1人前の証だろ!!

落ち着きが無いことは変わんねぇかもしんねーが俺はもうガキじゃねぇ!
うずまきナルト
""忍者なんだから!!""
初め出会った時から変わったねナルトくん。

俺は君のその真っ直ぐな目に惹かれ"友達"になった。

俺は私は…そんな貴方を友として、これからもずっと見ていたい。

成長し道を切り開く貴方を友人として。
月夜(夢主)
ナルトくん俺決めたよ。
うずまきナルト
改まってどうしたんだあなた?
月夜(夢主)
俺は夢を見つけた。
いつかナルトくんが火影の道に近づいた時、教えるよ。
うずまきナルト
…!あぁ、その時までビシバシ鍛えて!
勿論この中忍試験合格して!

それからそれから…俺はぜってぇ火影になるってばよ!
その姿を見たイルカは安心し2人を優しい目で見つめた後、前を向いた。
うみのイルカ
じゃあ俺はそろそろここで離れる。

次もちゃんとお前たちの活躍、見てるからな。じゃあカカシさん。
薬師カブト
ありがとうイルカ先生。

じゃあ次の場所に移るまうに…あなた、

サスケ少し話がある先にあなたからだ。こっちに来てくれ。
カカシ先生に呼び出される理由は分かっている。勿論サスケくんも同じ理由。

二階に上がり隅みのほうで話そうと壁にもたれ掛かり話題をふきかけてきた。
はたけカカシ
あなた、呼び出された理由はもうわかっていると思うが呪印、そして大蛇丸の事だ。
月夜(夢主)
はい理解はしてます。
はたけカカシ
見せてくれないか呪印を。
月夜(夢主)
はい、ここです。
ちょうど首の付け根辺り…
はたけカカシ
…なるほど。確かにこれは呪印だ。
俺はモニタールームで全てを見ていた訳では無いからな。

とりあえず詳しく話を聞かせてくれ。
俺は一つずつ大蛇丸の気になる発言やサスケくんの身体に呪印が広がりチャクラが増幅し暴走した話などをまとめてカカシ先生に伝えた。
月夜(夢主)
という事で俺は特にこれと言って何も無くて応急処置での月ノ子の封という術式はしましたが。

少しの呪印が現れたら抑えることが出来てもあの時のサスケくんのような事が起きれば消えてしまいます。
はたけカカシ
なるほど…あなた、もし体に異変が起きたら俺にすぐ知らせるんだ。いいな?
月夜(夢主)
はいカカシ先生。
はたけカカシ
それとだ。サクラを守る時のあなた、かっこよかったぞ…。(にこっ)
カカシ先生にいつもの様に頭を撫でらたが今回ばかりは久しぶりで心から嬉しくて照れくさかった。
月夜(夢主)
カカシ先生の手、俺大好きですよ。
はたけカカシ
そうか、だったら。いつでもしてあげるけどね?あなたが頼んでくれたら。
月夜(夢主)
恥ずかしいですよ…///。
はたけカカシ
男のあなたも素敵だ。

さてと、サスケにも話を聞かないといけないからな。

じゃあ戻ってサスケを呼んできてくれ。
月夜(夢主)
はい、カカシ先生。

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