第45話

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2,197
2023/05/29 08:29
ロック・リーが来た事によりあなたはドスと2人で戦闘を始めた。

ドスを誘導しサクラ達から離れ術のぶつかり合いが始まる。
月夜(夢主)
水遁・狼牙の爪…!!
ドス・キヌタ♂
くっ…何故お前は平気なんだ!
俺は先程から攻撃してるというのに!
月夜(夢主)
あぁ…お前の攻撃、音によるものだろ?気づいていたよ。

俺の鼓膜を破ろうとしてただろ?
ドス・キヌタ♂
何故、そこまで…!
月夜(夢主)
だって…俺。
ドス・キヌタ♂
ぐあっ!しまった…!!
ドスの両手を握りしめ相手の手を利用し印を組むと目の色が変わり目を合わせたまま口を開いた。
十五尾
狼だからなぁ…クククッ!!
ドス・キヌタ♂
…!(なんだ今、一瞬声が変わって…)
月夜(夢主)
氷遁・凝固の術!!
ドス・キヌタ♂
わっ…!何だこの術!体が凍って…!やめろ!分かった分かった!降参する!
月夜(夢主)
本当に?巻物を渡して、二度と、俺達を襲わないって誓える?
下半身から徐々に上がってくる冷たい氷。

全身凍れば死ぬだろう…ドスは首を縦に振り懐から"天の書"の巻物をあなたに渡した。
ドス・キヌタ♂
頼む!殺さないでくれ…!
俺達はあくまで大蛇丸様の命令に従って…。
月夜(夢主)
あぁ、分かってる。

その様子じゃあサスケくんと俺に施された呪印についても分からないだろうな…
ドス・キヌタ♂
呪印…!!だと?
月夜(夢主)
これがどう言ったもので消す方法知ってるか?
ドス・キヌタ♂
それは分からない…あの方が何を思って施したのか分からないが…。
月夜(夢主)
そうか、やっぱりな。

仲間を連れてこの場から引け。
次現れたらお前らの体食いちぎってやる。
ドス・キヌタ♂
うっ…仕方ない大人しく従おう。

だが君達はこれから"気おつけた方がいい"。

大蛇丸様は君達に勝てる相手では無いからね。
月夜(夢主)
ご忠告ありがとう。
ドスはその場から逃げるように去っていった。やっと手に入れた"地の書"。 

大蛇丸により燃やされた"天の書"。
時間も余りない。

どうにかして"天の書"を手に入れて皆で第二試験突破しなければ。
月夜(夢主)
ゾクッ…!何だろう…胸騒ぎがする。早くみんなの所へ戻ろう。
駆け足で周りを注意しながら皆の元へと急ぎ足で向かう。

すると、サクラちゃんやリーくん達がいるのが見えたが様子がおかしい。

人が増えている、あれは…いのちゃんとシカマルくんにチョウジくん。

第一試験で見た2人。それとドスとその仲間。

そして…
月夜(夢主)
サスケくん…!?
春野サクラ
あなた…!良かった無事で!
横に行くと涙目で俺に抱きつくサクラちゃん。髪が短くなっていて顔も晴れていた。

そして身体中に痣を発現させたサスケくん。
月夜(夢主)
一体どういう事?それに君達は?
春野サクラ
皆、私達のために救けてくれたの…敵はアイツらだけどサスケくんが…
月夜(夢主)
俺は引けといったはずだが?
仲間の隣にいるドスを睨見付けるが、どうやら彼は仲間を連れて行こうとしたがサスケくんが目を覚まし戦闘でボロボロになったサクラちゃんを見て襲いかかったらしい。
うちはサスケ
あなたか。
どうやらその姿、男になったらしいな。
月夜(夢主)
夜、満月だったからね。地の書はあいつらから手に入れた。

だから、もう戦わなくていいよサスケくん。
うちはサスケ
それがどうした?

仲間をサクラをこんな目に遭わせたんだ。俺はこいつらを殺す。
額に汗が伝わる緊張感。いつものサスケくんと雰囲気が違う。

禍々しい殺気とボロボロに体を居られた敵。

唾を飲み込み俺はサスケくんの前に立ちはだかった。
月夜(夢主)
殺さなくていい。
そこまでする必要は無い。
うちはサスケ
あなた、俺は今とても気分がいいんだ。俺の機嫌を損なわせるな。

それとも何だ?お前が相手すんのか?
月夜(夢主)
…どうやらその呪印、人の心を毒すようだねサスケくん。
睨み合う2人、皆、止めようにもサスケの戦闘を目の前で見たゆえ手が出せない。
うちはサスケ
残念だ、あなた。
……火遁…豪火球の術!!
月夜(夢主)
水遁…水乱派!!
春野サクラ
サスケくんやめて!
月夜(夢主)
大丈夫だよサクラちゃん。

サスケくんは今…混乱してるだけだよ!

ぐはっ!
うちはサスケ
あなた…!本気でやれ!俺は!お前より強くなって…お前を…!!
体術と術がぶつかり合う。

しかし、こちらから見るとサスケの方が上回っている。

あなたも受身を取るので精一杯だ。
月夜(夢主)
ぐはっ…!サスケくん!戻って来てくれ!う"っ…!!

その力に呑まれたらダメだ!!
うちはサスケ
黙れ!俺は正気だ…!このっ!!
掴み合いの殴り合い。

あなたは吐血をしながらサスケを足で抑え込むがそのまま地面に倒れ込み拳を振りかけた。
月夜(夢主)
ドゴッ…ボタボタ…
うちはサスケ
……!?
春野サクラ
あなた!!
拳があなたの頬にめり込み骨にヒビが入る音がした。

しかし、横目でサスケを見て口角を上げると素早く印を結ぶ。
春野サクラ
あの印まさか…
月夜(夢主)
捕まえたサスケくん。
月ノ子の封…!!
うちはサスケ
ドックン…!!ぐああああ━━━!
あっ、ああぁぁぁぁあ!!
サスケはあなたから離れ両手で体を抑え込み跪くと先程の痣が引いていき身体が元へと戻った。
月夜(夢主)
はは…大丈夫かいサスケくん?
うちはサスケ
くっ…俺は一体…!あなたその顔…
月夜(夢主)
あぁ、気にするな大丈夫だ!
ほら!この通り(ペチペチ)イテッ…
春野サクラ
サスケくんあなたー!
サクラは2人を抱きしめ安心してホッとした。
ドス・キヌタ♂
……さすが大蛇丸様に選ばれただけはある。

その男に言った通り僕達はここを引く…せいぜい生き残ることだ。
サスケくんの呪印が暴走し力の制御が出来なくなると分かった。

おそらく、チャクラを増幅するものだろう…

じゃあ俺に付けられたこの呪印は一体何なのだろうか?今のところサスケくんのようにはなってはいない…

疑問を浮かべつつもナルトくんは目を覚まし周りにいた人達に助けてくれた事を感謝した。
奈良シカマル
はは、まさかお前があなただったとはな…最初、現れた時、敵の増援と思ったぜ。
月夜(夢主)
信じられないのは、無理はないよね。
サクラちゃんをリーくんを助けてくれてありがとう。そこの人達も!
テンテン
いいのよ私達、リーを探しに来ただけだし。ね、ネジ。
日向ネジ
あ、あぁ。俺の名前は日向ネジだ。リーが迷惑を掛けたな月夜あなた。
月夜(夢主)
迷惑なんてとんでも無い!
感謝してるよ。ありがとうリーくん。
ロック・リー
はは…情ない姿を見せましたね。
あなたさんは僕に守られなくてもとても強いひとのようだ…無事でよかったです。
ネジくんにおんぶされたリーくんと握手を交し3人はその場を離れた。

サクラちゃんはいのちゃんに髪を整えてもらっている所を気になり覗きに行くと口喧嘩をしていたが2人の顔つきを見る限り本当は仲がいいのだろう。
春野サクラ
あ、あなた。どう?短くなったけど似合うかな?
月夜(夢主)
とっても素敵だよサクラちゃん。いのちゃん、さっきはありがとう。
すると、いのは黙ったまま、あなたに近づき右腕にしがみついた。
月夜(夢主)
いの…ちゃん?
山中いの
あなたくん、サクラから話は聞いたわ。

体質のせいで満月は男になるってね?

それにサスケくんとの交戦、かっこ良かったわ…♡
月夜(夢主)
いのちゃん顔が近い…///
春野サクラ
こら!いの豚!あなたが困ってるじゃない!アンタ手のひら返しすぎよ!
山中いの
サークーラ〜?いいじゃない。
今はあなたくん男何だし?

アンタ嫉妬してるんでしょ。

サスケ君のみならずあなたくんまで欲張りよ。ねーあなたくん♡
2人が喧嘩し始め困り果てた所、シカマルくんとチョウジくんが来てくれた。
奈良シカマル
おい、いの道草食ってねぇで俺達もそろそろ行くぞ。もう時間に余裕なんてねーからな。
山中いの
えーん、まだあなた君と居たい〜
秋道チョウジ
早く行こうよ、いの。僕そろそろ限界きそうだよ。
山中いの
仕方ないわねぇ…あなたくんまたね♡あとサクラ。
春野サクラ
はいはい、早く行った行った!
山中いの
バイバイ〜あなたくん、サスケくん。頑張ってね♡
皆が立ち去った後、サスケはあなた歩み寄り気まずそうな顔で謝った。
うちはサスケ
あなた、すまない…俺どうかしてたんだ。頬は痛むか?見せてみろ。
月夜(夢主)
気にしなくていいよ。
"すぐ治るから"
うちはサスケ
…いいから見せてみろ。…!?
ヒビが入ったと思うぐらいあなたを俺は殴った。

普通ならもっと腫れるはずだが…炎症はほぼ消え元の白い肌の色に戻って来ている。

とりあえず…絆創膏でも貼ってやろう。
月夜(夢主)
んっ…サスケくんありがとう。
そう、その月ノ子の封はあくまで応急処置だから…分かるよね?
うちはサスケ
あぁ、ありがとう。
本当に悪かったあなた。
あなたは笑顔で大丈夫だと言う。

俺を止める為にわざと殴られ、オマケに…呪印の症状まで抑えてもらった。

何故、笑うんだあなた。

本当はとても痛かったはずだ…。

アイツの育った環境が関係しているとすれば尚更、助けてやりてぇのに。

逆に俺は傷つけちまった…くそっ!
俺は…弱えぇ…。

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