第34話

気まずい空気
2,376
2023/10/25 13:39
朝露が窓に滴り落ち、月夜は瞼を開ける。
月夜(夢主)
...ねもい。
寝ぼけつつも洗面所に行き、オケに水を溜め顔を洗う。少し目が冴え、鏡を見ながら髪を整えるが、何度しても横から飛び出たアホ毛は収まらない。

『まぁいいか。』と髪を束ね、一つにまとめると、そのまま鏡に映った自分を見つめた。
月夜(夢主)
...スマイル。スマイル。
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今日は皆との任務がある。
それ故に、昨日の事を思い出すと告白した本人との任務は少々気まづさがあった。

しかし、そうも言っていられない。
足早に集合場所へと行くと、一人ポツンと皮を眺めているサスケくんが居る。
月夜(夢主)
あっ……
うちはサスケ
あなたか、おはよう。
月夜(夢主)
おはようサスケくん。
普通の挨拶だが、変に昨日のことを意識してしまい、サスケくんの顔が見れなかった。

すると、私の心中を見透かしているのか、サスケくんは溜息をつき口を開く。
うちはサスケ
……あなた、そんな気にするな。俺まで落ち着かない。普通にしろ。
月夜(夢主)
(バレてた。)あ、そうだね、ごめんなさい。あ、サクラちゃんおはよう。
次に来たのはサクラちゃんだった。
3日ぶりの任務でサスケくんに会えるからだろうか。

この前より髪もツヤツヤしててほのかに花の匂いがする。
春野サクラ
おはようあなた〜サスケくんもおはよう♡
うちはサスケ
ぁあ。
ん?とサクラちゃんが何か感じたのか私の隣に来て耳を貸してと小声で話した。
春野サクラ
ねぇ?あなた。
サスケくんと何かあったの?なんか・・・空気がちょっと……ね?
月夜(夢主)
なっ何も無いよ。気のせいじゃないかな?
春野サクラ
なんか怪しいなぁ〜ちゃんと言わないと・・・こちょこちょこちょ!
月夜(夢主)
サクラちゃん!?くすぐったいってば!あはははwww
サクラちゃんと戯れていると元気のいい声と共にナルトくんが手を振ってこちらに合流した。
うずまきナルト
ぐっモーニング!サクラちゃん!あなた〜と、サスケ……(ジトッー)
うちはサスケ
遅かったなナルト。
うずまきナルト
遅刻してないから大丈夫だってばね〜それよりもカカシ先生まだなのか?
月夜(夢主)
まだみたい?待ち合わせの時間すぎてるけど…いつもの事だよね。
はたけカカシ
なぁ〜にお前達、俺にそんなに会いたかったのか?
春野サクラ
あ!カカシ先生!いるなら早く行ってくださいよ。もう〜
はたけカカシ
はは、ごめんごめん。

本を読んでてつい…ね?

さて、今日の任務は…土砂崩れで崩壊した家の修復作業と。
うちはサスケ
またか…
うずまきナルト
いつものパターンってばよ…
春野サクラ
力作業なら忍びじゃなくてもいいと思うけどなぁ…
はたけカカシ
まぁ、そういうな。この後俺、用事あるしな…ほら、あなたもボーとしてないで行くぞ〜
月夜(夢主)
あ…はい、カカシ先生。
気の所為だろうか…何か少しだけ木の葉の里付近に鼻につくチャクラを感じたような…
春野サクラ
あなた行こう。ほら、早く!
月夜(夢主)
うん、ごめん今行く。

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