第39話

第一試験開幕
2,218
2022/07/21 02:16
ナルトが挑発的に大声をあげた事により音隠れの忍び一人が襲いかかりカブトが浅い怪我をするというトラブルが発生したが試験管が現れ事なきを得た。

その後、席番号を受け取り書かれた番号の席に座る。

あなたを含めた四人は離れ離れの席となり緊張感が漂い始める。
月夜(夢主)
隣だねキバくん。
犬塚キバ
わっ///!とと、隣の席なんだな!
まぁよろしくあなたちゃん!
月夜(夢主)
ありがとう"キバくん"。
「キバくん」と呼ばれ脳内に響き渡り顔を真っ赤にさせるキバ。その姿が面白くてあなたは笑う。
森乃イブキ
さて、いよいよ試験を開始する。
先程も説明した通りだがルールは絶対だ。

そしてカンニングを行ったものは自滅すると心得ておくように!

制限時間は60分!
最初、私達には各自10点満点を与えられている。

10問ある中の1問が1点。間違えれば減点して行く方式。

そして、チーム3人だが私達は4人なので合格が40点満点。

カンニングをすればその者から二点減点。

つまり、1人でも間違えたら不合格になる…。
月夜(夢主)
(ナルトくん大丈夫かな…。)
森乃イブキ
では第一試験、初め!
配られたテストを1文字1文字見ていく。
しかし、どれもこれも難しいものばかり。

あなたにとってはあの月ノ里の牢屋で薬師ノノウの教育や本など読み漁っていた為、解けない訳では無いが自信がなかった。
月夜(夢主)
(この問題は…自信ないな。それにしてもナルトが解けるとは思えない。それに最後の10問目はどういう事?)
「この問題に限っては試験開始45分後に出題します。担当教師の話をよく聞きお答えください。」
月夜(夢主)
(…カンニングはダメ。だけど…バレずに工夫さへすればいいって事よね?だってこれは忍びの試験。忍ぶべし事…ね。)
左手を机の下にやり印を結び手の平でチャクラを錬る。

そして小さなトカゲをイメージし形にする。

それを地面へと投げ放すと見つからないように頭の良さそうな受験生を探す。
月夜(夢主)
(…見つけた。この人にしよう。)
トカゲは脇の隅に行き一つ一つ答案用紙を目で見る。

そして戻るように指示を出しトカゲが答案用紙の空白部分に寝そべる。
月夜(夢主)
(よし…解!!)
再び印を変えると同時に氷でできたトカゲが少し煙を出しトカゲが記憶した答案が浮び上がる。
月夜(夢主)
(これは合ってる…これは危ない間違えてた。良かった上手くいったみたい。)
文字はしきり何事も無かったかのようにトカゲと共に気化して消滅した。

あなたの作った氷はただの氷ではなくドライアイスのトカゲ。

つまり気体なので消滅した後は空気にまじり漂うので痕跡は目には見えないのだ。
試験監督
(月夜あなた、10点追加…成程、あの娘中々やるな。後でダンゾウ様に報告せねば。)
刻一刻と時間が過ぎていき試験開始45分をきった時だった。

試験官のイブキが声を上げた。
森乃イブキ
注目!これから第10問目を出題する!と、その前に最終問題についてちょっとしたルールの追加をさせてもらう。
月夜(夢主)
(ルール?突拍子とっぴょうしだな。)
森乃イブキ
これは絶望的なルールだ。まずお前らにはこの10問目を受けるか受けないか選んでもらう!!
テマリ
選ぶって!もし10問目を受けなかったらどうなるんですか!
月夜(夢主)
(あ、あの子は我愛羅くんと一緒にいた…たしかテマリちゃんだったかな?)
森乃イブキ
受けないを選べばその時点でその者の持ち点は0点!つまり失格だ!

受けるを選び正解できなかった場合…
森乃イブキ
その者については今後、中忍試験の受験資格を剥奪する…!!
月夜(夢主)
(剥奪…つまり合格出来なければ一生中忍に慣れず下忍のままって事か…私は大丈夫だけど…ナルトくん…。)
ナルトくんの夢は確か"火影になる事"。
そして、夢というより私の目標は…木ノ葉隠れの里の力になる事。

夢という大袈裟なものではなく、カカシ先生や火影様に対する恩。

もし合格出来なければその恩を返せなくなる…。
月夜(夢主)
……ナルトくん。
きっと問題も解けてないはず。

そこまでして今、自分を、天秤にかけなくても困らない。

それよりも私はナルトくんの助けになりたいから…
次々、離脱者が会場から出ていく中、あなたは手をあげようと手を浮かせサクラやサスケに謝罪を心の中でした時だった。

バン━━━━━━━!!!!

後ろの席から力強く机を叩く音と共にナルトは立ち上がった。
うずまきナルト
なめんじゃねぇ━━━!!
俺は逃げねーぞ!!

受けてやる!!

もし一生下忍になったって意地でも火影になってやるから別にいいってばよ!!
うずまきナルト
怖くなんかねーぞ!!
月夜(夢主)
(ナルトくん……ごめんなさい。私の覚悟が足りなかったみたいね。負けたよ。)
うちはサスケ
(あいつ俺達のことなんか全く考えてねぇな。いい根性してやがる…ふん。)
春野サクラ
(そうよね、あんた、そーゆう大バカだもんね。)
森乃イブキ
もう一度聞く。

人生を賭けた選択だ。
やめるなら今だぞ。
うずまきナルト
真っ直ぐ…言葉は曲げねぇ。
それがオレの忍道だ…!!
_______________ドックン!!
月夜(夢主)
んっ……!
犬塚キバ
おい、大丈夫か?あなたちゃん。
月夜(夢主)
うん大丈夫、少し気が抜けただけだよ。
十五尾
(くくっ…九尾のガキちょろいと思っていたが案外これから先面白くなりそうな奴だな…あなた?)
月夜(夢主)
(手を出したら許さないんだから十五尾…!)
十五尾
(それは俺が決めるもんだ、なんせ九尾は…ククッ!アハハハッ!)
頭を抱えつつも、イブキが優しい笑みを浮かべ、その場にいる者、"全員合格"!!と大声が挙げられ無事、第7班は第一試験を突破した。

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