おじゃましま … っ !?
っとドアを開けた瞬間 。
!!!!!
ドン ッ 。
え 、 何 。誰かとぶつかった ?
やばいこのままだと頭打つ … 。
手で頭を覆い .
目をつむった 。
ふ わ っ 。
あなた
【 えっ … 】
目を開ける 。
え 。
えええええ !!!!!
_ 大丈夫 ?
あなた
【 へ… 】
_ え
彼は私の顔をまじまじと見つめ
目をまんまるくしている 。
なんと
なんと
なんと!!!
私を助けてくれ、下敷きになってくれたのは
… 。
ガチ ャ 。
と永瀬廉が家から出てきた ___ 。
永瀬廉
「 紫耀 ?? 」
「 なんでいるんだよ 」
そう!なんと!平野紫耀くんでした 。
平野紫耀
_ … 。
永瀬廉
「 ずっと居ったん?」
平野紫耀
_ だって廉が嘘つくから … 。
永瀬廉
「 嘘? 」
「 いや、今日のことは悪かった。」
「 岸くんにも謝っとくから 」
平野紫耀
_ じゃなくて
_ お前女と居たのかよ
永瀬廉
「 あ 」
「 いやちゃうねん 」
「 それよりなんで壁ドンしてるん ? 」
あなた
【 は 、 ごめんなさい 。】
あ 、 さっきの体制のままだった 。
平野紫耀
_ 助けてあげただけだし
永瀬廉
「 そ。」
平野紫耀
_ それよりなんで
_ 2人付き合ってんの ??
あなた
【 へ ?いや 、そんなわけな … 】
永瀬廉
「 付き合ってるよ 」
へ?おい!!!
付き合ってねーよ
平野紫耀
_ あそ。仕事と女どっちが大事 ?
_ これ週刊誌にバレたらどうなるか …
_ 散々見てきたから分かってるだろ?
平野君 怒ってる 。
本気だ 。
あなた
【 あ 】
平野紫耀
_ ん?
あなた
【 いや、そのそんな関係じゃなくて 】
平野紫耀
_ じゃあどんな?
あなた
【 えっとその … 】
性処理係なんて言えねーよ
なってないし
すると永瀬廉が平野くんの耳元に近づき
何か言った 。
残念ながら私には聞こえなかったけども
平野紫耀
_ は。お前それどういうことだよ。
_ もうわけわかんねえ
と、時計を見る
もう11時をまわっている 。
あなた
【 私、そろそろ帰ります。 】
平野紫耀
_ あ、ごめんね
平野紫耀
_ ちょ、11時に女の子ひとりは危ないでしょ
永瀬廉
「 俺、送ってく 」
二人きりになりたくない __ 。
あなた
【 いや、ひとりで大丈夫です 。】
平野紫耀
_ 良かったら俺 、 送るよ。
あなた
【 え、でも 】
と、永瀬廉を見ると
目を逸らされた 。
今度こそ帰ろうとした時 。
永瀬廉
「 忘れ物 。」
と言われ振り返ると ___ 。
チュ ッ 。
キスをされ 。
何かが書かれた紙を手に握られされた 。
「 じゃあね 」
ひらひらと手を振る彼 。
ここで反論したらまた長くなるので
彼を一瞬睨みつけ背を向けた ___ 。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。