第4話

#Jungkook🐰💗
778
2018/10/03 12:40
借り物競走が終わったあとは、







男子リレーと女子リレー








なぜか私は女子リレーのアンカーに選ばれて、






走らなければならない








『私走るの苦手なんだけど…』







なんてぶつぶつ呟いてると、







男子リレーが始まる








キャーキャー騒いでる女子は、きっとグク君目当て









私はテヒョン先輩が走るわけではないから興味なし








さっきからはちまきを巻くのに苦戦してる








なんでおでこから落ちるの








なんで後ろにスルっていくの?






てか髪の毛一緒に結んで痛いんだけど?←







巻けないし…









イライラしながらはちまきと戦ってると、







TH『ははっ笑 巻いてあげようか?笑』









後ろから私の大好きな人の声が聞こえる






咄嗟に振り向けば私の大好きな人が居て、どんどん心臓の動きが早くなる









『あっ、えっと、』








TH『かして、笑』









笑いながら手をさしのべるテヒョン先輩に恐る恐るはちまきを渡す









TH『はちまき、巻くの難しいよね笑』









なんて言いながら巻いてくれる








ドキドキしすぎてる私には、返答できるほどの冷静さはなくて









ただただ立っていることしかできなかった






TH『はい、できた!』








そう言って笑顔を見せてくれる








『あ、ありがとう…ございます…』








声をなんとかふりしぼってそう答える








テヒョン先輩の顔が見れなくて下を向くと、









TH『じゃあね』







私の頭を軽く撫でてから行ってしまった







テヒョン先輩に触れられたところが熱い








…ダメだ、









変に期待してしまう








テヒョン先輩にはちまき巻いてもらっただけなのに








なんだか特別に感じてる








テヒョン先輩には気になってる可愛い人が居るのに









『はぁ…、笑』









一人だけ舞い上がってる感じがして、








バカらしいと思った









「女子リレー、男子終わったから集合ー」






なんて言う誰の声かも分からない言葉を耳にして、








急いで私も集合した

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