あの後高橋くんの家に着き
少しゆっくりしていた
ちゃんとプレゼントも持ってきたし
もう渡そうかななんて考えていた
『 高橋くん 、 この間はごめんね 、 ? 』
高橋 「 もういいよ 、 その変わりちゃんと話してや 」
『 あの日ね 、 これ買いに行ってたの 』
そう言ってリングが入った小さな箱を渡した
高橋 「 なにこれ 」
『 開けてみてよ 』
高橋 「 え ! なにこれ ! 指輪 ? ! 」
『 これペアリング 、 私はネックレスにしてもらった
ほら今つけてるやつ 』
高橋 「 え 、 待ってこれ買いに行ってたん ? 」
『 弟くらいしか話せる異性おらんくて
相談乗ってもらってた 』
高橋 「 ごめん 、、 でも 、 ! 」
『 大丈夫 、 ちゃんと話したら諦めるって
言ってくれたよ 』
高橋 「 あなたちゃんほんとにごめんね 、 、 」
『 いいよ 笑 黙ってた私も悪いし 』
高橋 「 あなたちゃん大好き ! ! 」
そう言って思いっきり抱きしめてくる高橋くん
『 も ー 苦しいよ ー 笑 』
高橋 「 だって初めてのおそろいだよ ? ! 」
『 ちょっと早いかな ー って思ってんけど
大丈夫やった ? 』
高橋 「 いやもう最高 、 マジで今日は
あなたちゃん泊まってって 」
『 え ー どうしよっかな ー 笑 』
高橋 「 お願い ー ! ! 」
『 わかったわかった 笑 』
高橋 「 よっしゃ ー ! ! 」
そうやって無邪気に喜ぶところも
大好きなところのひとつ
高橋 「 ね ー あなたちゃん 」
『 ん ? 』
高橋 「 俺もう高校生やないからね
今日は寝かせへんよ ? 」
急にそんなこと言うから
顔が赤くなるのがわかった
そして本当に朝まで寝れませんでした
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リクエストありがとうございました ー !
遭遇じゃなくて
樹くんに教えて貰うになっちゃいましたが
見逃してくれると嬉しいです 、 !
上手くかけてないかもしれませんが
最後まで読んでくれてありがとうございました !
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。