『  ごめんね 、 買い物に付き合わせちゃって  』




    西村  「  別にええよ 、 ちょっと妬くけど  」




 








    もうすぐ高橋くんが高校卒業やから




    卒業祝いのプレゼントを買いに来た




    卒業祝いのプレゼント選ぶのなんて初めてで




    仲良い異性の友達もおらんから




    拓哉に付き合ってもらうことにした














    西村  「  それにもうちょっと早く付き合った報告
                    してくれても良かったんやないの  」




    『  だって 、 、  』




    西村  「  俺はも ー いいの ！ 付き合ったんなら
                   手出せないし 、 ちゃんと弟でいる  」




    






    拓哉のその言葉につい笑みがこぼれた












    
    『  男の人って何あげたら喜ぶん ？  』




    西村  「  俺はなにかお揃いのものとかかな  」




    『  お揃いか 、 、 ハ ー ドル高いな 、 、  』




    西村  「  付き合ってるんならええんやないの ？ 
                    お揃いのアクセサリ ー とかさ  」














    確かに高橋くんはよくアクセサリ ー を身につけている




    意外とそ ー ゆ ー 高橋くんが好きだったりもする













    『  ね ー 拓哉 、 ペアリングとかど ー かな 、 ？  』




    西村  「  ペアリング ？ めっちゃええとは思うけど
                   姉ちゃん指輪付けんくない ？  」




    『  うん付けない 、 だからネックレスに
          しようかなって思ってるんやけど  』




    西村  「  それええやん ！ そ ー しよや ！  」













    ふと目に入ったペアリングが可愛くて




    お値段的にもすごく高いわけやなくて




    プレゼントするにはぴったりやと思った


















    『  拓哉今日はありがとう  』




    西村  「  い ー え  」




    『  きっと高橋くん喜ぶよ  』




    西村  「  そろそろ名前で呼んであげれば ？  」













    拓哉にまでそう言われたけど




    さすがにまだ恥ずかしいから




    名前呼びは卒業してからにしようかななんてね