第37話

卒 業
995
2022/04/02 13:41










『 卒業おめでとう 笑 』




高橋 「 ありがと 」














私が拓哉と買い物行ったの誤魔化した日から




なんとなくだけど高橋くんが冷たい気がする













『 高橋くん御家族は ? 』




高橋 「 他県にいるから来てない
それに仕事忙しいって 」




『 だから一人暮らしやったん 、 ? 』




高橋 「 ま ー ね 」













今まで1度も高橋くんから




御家族のこと聞いたこと無かった




お姉さんがいること以外何も知らなくて




なかなか踏み込めないままだった












「 あ ! せんせ ー ! ! 」




『 みんな ー ! 卒業おめでとう ! ! 』




「 先生来てくれたん ! 写真撮ろ ー ! 」




『 そ ー やね 笑 とろ ー ! 』












3組のみんなが私を見つけてくれて




声をかけてくれた












『 みんなありがとね ! 笑 』




「 先生こそありがと ー ! ! 」











写真を撮り終わったあと




少し無駄話をしていた




みんな楽しそうに話してくれて




聞いてる私も楽しい気分になった















高橋 「 はいはいそろそろおしまい 」




「 あ ! 高橋くんも一緒に写真撮ろ ー ! 」




高橋 「 俺はいい
それよりあなたちゃん返して 」




『 ちょ 、 高橋くん 、 ! 』




「 え 、 まってど ー ゆことだ 、 ? ! 」




高橋 「 俺の彼女 、 卒業したからも ー いいやろ 」




「 えぇ 、 、 ! ! ! 」












何かに怒ったのか少しムスッとして




私の手を引いて歩く高橋くん










『 ちょ 、 高橋くん 、 ! 』




高橋 「 嫌やった ? 彼女って言われて 」




『 全然 、 少しびっくりしただけ 』




高橋 「 ならええよね 、 ちょっと妬いたし
もう帰ろや 」




『 そうやね 笑 』















私が話してたのは女の子たちやけど




その子たちにまでヤキモチ妬いちゃう




そんな高橋くんが可愛くて愛おしくて




引っ張られてる手をほどいて




恋人繋ぎにした













『 こうして帰ろ 』




高橋 「 うん ! 笑 」













その後私たちは高橋くんの家に向かった














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